ブルーノート(Blue Note)には、1500番台、4000番台を中心に数多くの名盤が存在します。 この記事では、特に中古市場で人気が高く、高価買取が期待できるタイトルを厳選して一覧にしました。
「家のレコード棚にこれがないか?」 宝探しのような感覚でチェックしてみてください。もし見つかれば、数万円〜数十万円の臨時収入になるかもしれません。
1500番台(1500 Series)の名盤

まずお勧めしたいタイトル・アルバムは、カタログナンバー「1500番台」の1957年に発表された、ジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」と、1967年に発表された、ソニー・クラークの「ソニー・クラーク・クインテッツ」です。それぞれのアルバムには、どのような特徴があるのでしょうか。
詳しく解説していきます。
ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン(BLP 1577)
1957年にリリースされたタイトルの中から、特にお勧めしたいタイトルが、ジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」です。アルフレッド・ライオンが契約を望んだものの、他社と契約したジョン・コルトレーンですが、契約には至らなくても、アルフレッド・ライオンとの約束を果たすため、このブルー・トレインをレコーディングしました。
その結果、ブルーノート・レコードにおいて、代表作の一つとして、世界中のファンに愛されています。ブルーノート・レコードと、ジョン・コルトレーンの願いが合致した瞬間を収録した、必聴のタイトルです。カーティス・フラーやリー・モーガンをフロントに、さらにポール・チェンバースにケニー・ドリュー、フィリー・ジョー・ジョーンズといったセクションを採用しています。
まさに圧巻のメンバーを率いて制作された、完璧な聴きごたえとなっています。
- ブルー・トレイン
- モーメンツ・ノーティス
- ロコモーション
- アイム・オールド・ファッションド
- レイジー・バード
ソニー・クラーク・クインテッツ/ソニー・クラーク(LNJ-70093, BLP 1592)

1976年にリリースされた、ソニー・クラークの「ソニー・クラーク・クインテッツ」は、未発表作品を収録したタイトル・アルバムです。本来であれば、「クール・ストラッティン」の続編となるところですが、そこから10年以上を経て、リリースされたレコードになります。
2つの異なるクインテッツでレコーディングした、ソニー・クラーク独自作品がメインのアルバムとなっています。
アーティスト名とレコードナンバーだけが知れていた「幻の1592」であったり、初収録のセッションを収録した名曲「マイナー・ミーティング」、「クール・ストラッティン」の同日レコーディング音源2曲などが収められた、必聴作品です。
- ロイヤル・フラッシュ
- ラヴァー
- マイナー・ミーティング
- イースタン・インシデント
- リトル・ソニー
- クール・ストラッティン
4000番台

1959年から1967年に発表された、カタログナンバー「4000番台」の7作品をご紹介します。素晴らしき作品を、しっかりと頭にインプットしておきましょう。
ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ/ホレス・シルヴァー(BLP 4017)
ファンキーなジャズピアノを奏でる人と言えば、このホレス・シルヴァーです。1959年リリースのタイトル・アルバム「ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ」は、ブルーノート・レコードのためにホレス・シルヴァーがレコーディングを行ったマスターピースとなっています。
ラストには、ホルス・シルヴァーのソロピアノ曲が収録されています。彼独自の視点から制作された、ホルス・シルヴァーの代表作になります。
- ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ
- セント・ヴィタス・ダンス
- ブレイク・シティ
- ピース
- シスター・セイディ
- ザ・バグダッド・ブルース
- メランコリー・ムード
クレイジー・ベイビー/ジミー・スミス(BLP 4030)
ジャズとオルガン奏者として有名なジミー・スミスの貴重な音源を収録したレコードです。ジミー・スミスの絶頂期にレコーディングをした人気版の「クレイジー・ベイビー」。
1960年にリリースされ、軽快なイントロからスタートする「ジョニーが凱旋する時」であったり、「マック・ザ・ナイフ」、「チュニジアの夜」など、パッション溢れるジャズミュージックのナンバーが続きます。
また、国内初のバージョンとして、新たに発見された世界発音源も収録されています。要必聴です。
- ジョニーが凱旋する時
- メイキン・ウーピー
- チュニジアの夜
- ソニームーン・フォー・トゥー
- マック・ザ・ナイフ
- ホワッツ・ニュー
- アルフレード
ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション/フレディ・レッド(BLP 4027)

フレディ・レッドの「ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション」は、1960年にリリースされた、ピアニストのフレディ・レッドの独自レコーディング作品であり、舞台劇が契機となって制作された作品になります。
ブルーノート・レコードとアルト奏者のジャッキー・マクリーンのコンポーザーとして知られるフレディ・レッドの切ないメロディーがマッチしたタイトル・レコートとなっています。
オフ・ブロードウェイのオリジナルキャストによるレコーディングが実行されており、「ジム・ダンス・ジレンマ」など、人気曲が収められています。
心躍るようなフレディ・レッドのリズミカルなナンバーに酔いしれてみてください。ブルーノートを年代別に知るきっかけとして、チェックしてみてくださいね。
- フー・キルド・コック・ロビン
- ウィグリン
- ミュージック・フォエヴァー
- タイム・トゥ・スマイル
- テーマ・フォー・シスター・サルヴェーション
- ジム・ダンズ・ジレンマ
- O.D.
ジュジュ/ウェイン・ショーター(BLP 4182)

1964年にリリースされた、ウェイン・ショーターの「ジュジュ」は、ブルーノート・レコードで、代表的なタイトル・アルバムとなっています。
「ナイト・ドリーマー」より、リー・モーガン不在のメンバーの中でのレコーディング音源であり、ジョン・コルトレーンのバンド特有のリズムセクションに、ウェイン・ショーターのソロパートが、この作品がオリジナル・レコードであるということを表現した、ウェイン・ショーター初期のお勧め作品です。
- ジュジュ
- デリュージ
- ハウス・オブ・ジェイド
- マージャン
- イエス・オア・ノー
- 12モア・バーズ・トゥ・ゴー
ムスタング!/ドナルド・バード(BLP 4238)
1966年にリリースされた、ドナルド・バードの「ムスタング!」は、「ファンキー・プロフェッサー」の呼び名で世界的に有名なトランペット奏者の生み出した、幸福感がそのままレコーディングに収録された豪華作品となっています。
「フライ・バード・フライ」から、R&Bを導入させた「ディキシー・リー」、バラードの「アイ・ガット・イット・バッド」など、どんな方にもお勧めのタイトル・アルバムです。
- ムスタング
- フライ・リトル・バード・フライ
- アイ・ガット・イット・バッド
- ディキシー・リー
- オン・ザ・トレイル
- アイム・ソー・エキサイテッド・バイ・ユー
コントラスツ/ラリー・ヤング(BLP 4266)

1967年にリリースされた、ラリー・ヤングの「コントラスツ」は、心に響くソウルフルなサウンドを収録したレコードとなっています。
マイルス・デイヴィスの「ビッチェズ・ブリュー」に参加し、初代のオルガン奏者としてトニー・ウィリアムス・ライフタイムでも活動をしていたラリー・ヤングは、その才能からこの作品をリリースしました。
その後、この作品は彼の重要作となり、多くのファンにとっても貴重なタイトルとなっています。
- マジェスティック・ソウル
- イヴニング
- メイジャー・アフェア
- ワイルド・イズ・ザ・ウインド
- テンダー・フィーリングス
- ミーンズ・ハピネス
ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー [SHM-CD]/ブルー・ミッチェル(BLP 4228)
最後にお勧めするのが、ブルー・ミッチェルの「ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー」です。このタイトル・アルバムは、1966年に発売されています。
ブルー・ミッチェルという人物は、ブルーノートを知るときに、無視することの不可能な人物となっています。
中でもこのアルバムは、どんな人をも虜にする音が収められています。名トランペット奏者として有名なブルー・ミッチェルは、ホレス・シルヴァーの黄金期に大きく携わった人物です。
ハロルド・メイバーンとビリー・ヒギンズを採用し、テナーサックス奏者のジュニア・クックとのセッションも完璧です。マイルスで知られる「ジンジャーブレッド・ボーイ」も取り上げています。
ブルー・ミッチェルの人気作、ぜひお試しあれ。
- ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー
- ブルース・3・フォー・1
- ポート・リコ・ロック
- ジンジャー・ブレッド・ボーイ
- ポートレイト・オブ・ジェニー
- ブルース・テーマ
まとめ

今回は、ブルーノート・レコードのお勧めタイトルについて、ご紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?
仮にもし、あなたがこれらのお勧めタイトルを全て聴いてしまっている場合には、では次にどのように探して行こうと考えるかもしれません。
その際には、まず「ジャケット写真」から見比べ、自分の気に入ったジャケットを聴いてみるという方法も、良いのではないでしょうか。
ブルーノート・レコードのジャケットは、アートワークの素晴らしさでも秀でています。そのため、気に入ったジャケット写真からチョイスするという方法も適切でしょう。
一度ブルーノート・レコードを集めることに夢中になると、それはそれは楽しい趣味に変わってゆきます。ブルーノート・レコードを全て集めたい!というときには、それぞれのタイトル・アルバムから集中的に集めていくことも効果的です。
個々のアルバムから収集していくことによって、最終的には全ての奏者に関して、深く知ることができているはずです。