レコードのサイズは、主に7インチ・10インチ・12インチの3種類です。そこにLP盤・EP盤・7インチシングル・12インチシングル・SP盤といった呼び方が重なるため、初めて見る方ほど「何がどう違うのか分かりにくい」と感じやすいかもしれません。
この記事では、レコードのサイズと種類の違いを、一覧・回転数・収録時間・見分け方まで含めて整理します。まず結論からいうと、現在よく見かけるのは12インチのLP盤と7インチのシングル盤です。さらに古い規格としてSP盤、作品や用途によって10インチ盤や12インチシングルもあります。
手元のレコードがどの種類か迷ったときは、サイズだけでなく、回転数や中央の穴の大きさまで確認すると判断しやすくなります。レコード整理や売却の前に基本を知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
レコードのサイズは主に3種類

レコードサイズは、現在よく知られているものだけに絞ると、12インチ・10インチ・7インチの3種類です。サイズが違うと、収録できる時間や使われ方、再生時の注意点も変わります。
- 12インチ(約30cm):主にLP盤、12インチシングル
- 10インチ(約25cm):初期LP、一部のSP盤、限定盤など
- 7インチ(約17cm):シングル盤、EP盤
目安としては、アルバムなら12インチ、シングルなら7インチをイメージすると分かりやすいです。ただし、サイズだけで種類が完全に決まるわけではなく、同じ12インチでもLP盤と12インチシングルのように用途が分かれることがあります。
| 種類 | サイズ | 主な回転数 | 片面収録時間の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| LP盤 | 12インチ(約30cm) | 33 1/3回転 | 約20〜30分 | アルバム |
| 7インチシングル / EP盤 | 7インチ(約17cm) | 45回転 | 約5〜8分 | シングル |
| 12インチシングル | 12インチ(約30cm) | 45回転 / 33 1/3回転 | 約6〜9分 | シングル、DJ用途 |
| 10インチ盤 | 10インチ(約25cm) | 33 1/3回転 / 78回転など | 作品による | 初期LP、限定盤など |
| SP盤 | 10インチまたは12インチ | 78回転 | 約4〜5分 | 古い規格 |
LP盤とは

LP盤は、一般的に12インチ(約30cm)・33 1/3回転のレコードです。LPはLong Playの略で、片面に比較的長い時間を収録できるため、アルバム作品で広く使われています。
多くの方が「レコード」と聞いて思い浮かべるのは、このLP盤です。ジャズ、ロック、クラシックなど、長時間の作品を楽しむための定番規格として長く親しまれています。
ただし、12インチだからすべてLP盤とは限りません。12インチでも片面の収録曲数を少なくして音質を重視した12インチシングルがあります。そのため、見た目の大きさだけでなく、ラベル面の回転数表記や収録内容も合わせて確認することが大切です。
EP盤・7インチレコードとは

7インチレコードは、直径約17cmの小さめのレコードで、主にシングル曲の収録に使われます。多くは45回転で、片面1〜2曲程度の構成が一般的です。中央の穴が大きいものは、ドーナツ盤と呼ばれることもあります。
日本では7インチ盤をEP盤と呼ぶことが多いですが、EPという言葉は本来Extended Playの略で、収録時間や作品の位置づけを含む呼び方として使われることもあります。そのため、日常的には「EP盤=7インチ盤」と理解して問題ありませんが、用語としては少し幅があると考えておくと整理しやすいです。
また、7インチ盤の再生には、プレーヤーによってEPアダプターが必要になる場合があります。中央の穴が大きい盤は、購入前や再生前に対応状況を確認しておくと安心です。
10インチ盤・12インチシングル・SP盤とは

10インチ盤は、現在の主流ではないものの、初期のLPや一部のSP盤、限定盤などで見かけます。12インチより一回り小さく、一般的なレコード入門記事では扱いが少ないものの、コレクションの整理では意外と目にすることがあります。
12インチシングルは、サイズはLP盤と同じ12インチですが、片面に少ない曲数だけを収録する規格です。外周部分を広く使えるため、7インチより余裕をもって音溝を刻みやすく、音質重視の盤として扱われることがあります。DJ用途で使われることも多く、回転数は45回転が多いですが、33 1/3回転のものもあります。
SP盤は、蓄音機時代の古いレコード規格で、主に78回転です。現在一般的なビニール盤とは素材が異なり、割れやすく、取り扱いに注意が必要です。古いコレクションや遺品整理の場面では、通常のLPやEPとは別物として見分ける意識を持つと仕分けしやすくなります。
レコードの回転数とは

レコードの回転数とは、1分間に何回転するかを表す数字です。主な規格は33 1/3回転・45回転・78回転の3種類で、レコードに合った設定で再生しないと、音程や再生速度が正しくなりません。
大まかにいうと、33 1/3回転はLP盤、45回転は7インチ盤や12インチシングル、78回転はSP盤で見られます。プレーヤーの設定を切り替えれば対応できる場合が多いですが、古いSP盤などは通常のプレーヤーでは対応が限られることもあります。
手元のレコードが何盤か分からない場合は、サイズだけでなく、ラベル面の回転数表記を見ると判断しやすくなります。見た目が似ていても、回転数が異なることで別の規格だと分かることがあります。
レコードサイズの見分け方

レコードサイズを見分けるときは、まず直径を確認します。12インチは約30cm、10インチは約25cm、7インチは約17cmです。定規やメジャーで測ると、初めての方でも判別しやすくなります。
次に確認したいのが、ラベル面に記載された回転数です。33 1/3回転なのか、45回転なのか、78回転なのかを見れば、LP盤・EP盤・SP盤などの見当がつきやすくなります。
さらに、中央の穴の大きさも参考になります。大きな穴がある7インチ盤は、ドーナツ盤である可能性が高く、EPアダプターが必要になる場合があります。レコードの大きさと回転数、中央の穴の3点を確認するのが基本です。
再生前に確認したいこと
レコードプレーヤーは、すべてのサイズや回転数に完全対応しているとは限りません。特に78回転のSP盤や、7インチ盤再生時のアダプターの有無は、事前に確認しておく方が安心です。
また、同じ12インチでもLP盤と12インチシングルでは設計意図が異なります。手元のレコードがどういう用途で作られた盤なのかを把握しておくと、再生時の迷いが減り、プレーヤー選びや保管方法も考えやすくなります。
サイズと回転数が分かるだけでも、再生トラブルの防止につながります。初めてレコードを扱う方は、盤面を見てすぐに種類を判断できるようになっておくと安心です。
レコードの材質による違い

現在一般的に流通しているレコードの多くは、塩化ビニール製のビニール盤です。いわゆるヴァイナル盤と呼ばれるもので、現在のLP盤やEP盤の多くがこれにあたります。
一方で、古いSP盤はシェラック系素材が使われており、重くて割れやすい特徴があります。見た目だけでは分かりにくい場合でも、古い盤で78回転という条件が重なると、SP盤である可能性を考えやすくなります。
そのほか、雑誌付録などで使われたソノシートや、ビジュアル性を重視したピクチャー盤などもあります。検索の中心はサイズや回転数ですが、レコード全体の違いを整理するうえでは材質の違いも知っておくと役立ちます。
まとめ

レコードサイズは主に7インチ・10インチ・12インチの3種類で、そこにLP盤・EP盤・7インチシングル・12インチシングル・SP盤などの呼び方が重なります。迷ったときは、まずサイズ、次に回転数、最後に中央の穴の大きさを確認すると整理しやすくなります。
レコード整理や売却では、盤の種類が分かるだけでも仕分けしやすくなります。
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