先日、大阪市天王寺区のお客様より、ジャズを中心としたレコード・CD・EP・オーディオ機器を出張買取にてお預かりし、持ち帰り査定を行いました。
お預かりした内容は、LP67枚、CD71枚、EP8枚、オーディオ5点の合計151点。ジャズの王道タイトルを中心に、フュージョン系のCDやオーディオ関連品も含まれた、音楽を長く楽しまれてきたことが伝わる内容でした。
今回は現地でお品物を確認したうえで、その場で短時間に査定を行うのではなく、当店へ持ち帰り、店内で内容・状態・付属品・盤質を確認しながら査定を進めました。ジャズのレコードは、同じタイトルであっても、国内盤か輸入盤か、帯の有無、盤面の状態、ジャケットの傷み、再発盤かどうかによって評価が変わります。
そのため、1枚ずつ確認する時間を取り、単品で評価できるものと、まとまりとして評価するものを分けながら査定いたしました。









買取結果
20,300円
※20%UP価格を適用した買取金額です。
ご依頼地域
大阪市天王寺区
買取方法
出張買取・持ち帰り査定
査定人数
1名
査定時間
約180分
買取内容
ジャズを中心としたCD、EP、LP、オーディオ機器
内訳
- EP:8枚
- CD:71枚
- LP:67枚
- オーディオ:5点
買取引取点数
151点
今回の流れ
今回のご依頼は、6月6日(土)にLINEよりお問い合わせいただいたことがきっかけでした。内容をお伺いしたうえで日程を調整し、6月8日(月)16時に大阪市天王寺区のお客様宅へ出張にてお伺いすることとなりました。
当日は現地でお品物を確認し、持ち帰り査定としてお預かりいたしました。点数はLP・CD・EP・オーディオを合わせて151点でしたが、事前にご準備いただいていたこともあり、梱包と搬出は査定士1名で約10分ほどで完了しました。
お預かりしたお品物は当店へ持ち帰り、6月9日(火)より査定に取り掛かりました。ジャズのLP、フュージョン系CD、EP、オーディオ機器をそれぞれ確認し、6月11日(木)までに合計約180分の査定時間を頂戴して査定を完了いたしました。
その後、6月12日(金)に査定結果をご連絡し、内容にご了承いただいたうえで、同日中に買取金額をお振込みいたしました。
主な査定内容
今回のコレクションは、ジャズの王道タイトルを中心に、フュージョン、ヴォーカル、ECM系、和ジャズ、オーディオ機器まで含まれた内容でした。
LPでは、ウィントン・ケリー『ケリー・アット・ミッドナイト』、チェット・ベイカー、ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』、アート・ブレイキー『チュニジアの夜』、セロニアス・モンク『ブリリアント・コーナーズ』、ジョン・コルトレーン『バラード』『ジャイアント・ステップス』、ビル・エヴァンス『枯葉』、マイルス・デイビス『カインド・オブ・ブルー』『マイルストーンズ』『ウォーキン』『バグス・グルーヴ』『1958マイルス』、キャノンボール・アダレイ『サムシン・エルス』など、ジャズを聴いてこられた方の棚らしい、定番性のあるタイトルが並んでいました。
また、ビル・エヴァンス『コンプリート・リバーサイド』のBOX LPが含まれていた点は、今回の査定の中でも印象に残りました。ビル・エヴァンスはジャズピアノの中でも根強く探される名前であり、BOX物は内容だけでなく、外箱、盤面、付属品、保管状態まで確認する必要があります。こうしたまとまりのあるアイテムは、単なる1枚物のレコードとは違い、コレクションとしての保管状況も査定に関わってきます。
フュージョン系では、デヴィッド・サンボーン、ボブ・ジェームス、チック・コリア、ジョー・サンプル、渡辺貞夫などのタイトルが含まれていました。ジャズの中でも、フュージョンやクロスオーバー系は流通量の多いものもありますが、タイトルや状態、国内盤・輸入盤の違いによって評価が変わります。
CDでは、キース・ジャレット、ヤン・ガルバレク、エディ・ヒギンズ、ブラッド・メルドー、坂本龍一などのタイトルを確認しました。紙ジャケット仕様やCDビデオなど、通常盤とは少し違うものも含まれており、CDもまとめて一律に見るのではなく、内容を確認しながら査定を進めました。
そのほか、EPでは四人囃子『空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ』、アニメ系のソノシート、オーディオではYAMAHA YP-400ターンテーブルやサンスイのレコード針セットなども含まれていました。レコードだけでなく、聴くための機器や周辺品まで一緒にお預かりできる点も、音楽コレクションらしさを感じる内容でした。
店主の感想
今回の査定でまず感じたのは、奇をてらった内容ではなく、ジャズをしっかり聴いてこられた方の棚だということです。
ジャズの買取では、珍しい盤や高額盤だけに目が行きがちですが、実際には、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、ソニー・クラーク、セロニアス・モンク、アート・ブレイキーといった王道のタイトルが、どのような状態で、どのようなまとまりで残っているかを見ることが大切です。
今回のお品は、まさにその「王道をきちんと聴いてこられた」ことが伝わる内容でした。マイルスの『カインド・オブ・ブルー』や『マイルストーンズ』、コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』、ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』など、ジャズを聴くうえで避けて通れないタイトルが並んでおり、棚全体に筋が通っていました。
一方で、査定としては簡単ではありません。王道タイトルは知名度が高い反面、再発盤も多く、状態や仕様によって評価が大きく変わります。タイトル名だけを見て判断してしまうと、実際の相場やコンディションとのズレが出てしまいます。帯付きか、帯なしなのか。国内盤か、US盤か。再発盤か。ジャケットに破れや傷みがあるか。盤面のスレはどの程度か。そうした細かい点を確認していく必要があります。
今回、特に印象に残ったのは、ビル・エヴァンスの『コンプリート・リバーサイド』です。ビル・エヴァンスは、ジャズピアノの中でも今なお安定した需要がある演奏家ですが、BOX LPになると、盤だけでなく箱の状態、付属品の有無、全体の保管状態が大切になります。単品のレコードを見る時とは少し違う目線が必要で、こうした品が含まれていると、査定にも自然と力が入ります。
また、デヴィッド・サンボーン、ボブ・ジェームス、チック・コリア、ジョー・サンプル、渡辺貞夫など、フュージョン寄りのタイトルも含まれていました。フュージョンは、ジャズの中でも時代性が出やすいジャンルです。流通量の多いものは大きな金額になりにくいこともありますが、当時の空気や聴かれ方が盤に残っているようで、まとめて見ると非常に面白い分野です。
査定という仕事をしていると、1点だけで強く評価できるものと、まとまりとして意味を持つものがあります。今回の内容は、その両方が混ざっていました。ビル・エヴァンスのBOX LPのように単品で目を引くものがある一方で、マイルス、コルトレーン、モンク、ブレイキー、ソニー・クラーク、ヘレン・メリル、キース・ジャレットといったタイトルが並ぶことで、コレクション全体としての厚みが出ていました。
すべてのレコードやCDに高い単品評価がつくわけではありません。ジャズの定番盤は再発も多く、帯なしやジャケット傷みがあるものは評価が抑えられることもあります。それでも、長く聴かれてきた音楽には、数字だけでは見えない積み重ねがあります。今回の151点からは、名盤を順に聴き、そこからフュージョンやヴォーカル、ECM系へ広げていったような流れが感じられました。
レコードの査定では、盤面だけを見ればよいわけではありません。ジャケットの角、帯、解説書、盤の反り、薄いスレ、箱物の付属品、オーディオ機器の通電状況まで、確認すべき点は多くあります。人間は音楽を聴くために、ここまで多くの物を残します。少し面倒ではありますが、その面倒さの中に、その方が大切にしてきた時間が残っています。
今回は大阪市天王寺区のお客様より、現地でお預かりしたのち、当店に持ち帰って約180分かけて査定いたしました。単品で評価できるもの、まとめて評価するもの、状態面を考慮するものを分けながら確認し、20%UP価格を適用して、最終的に20,300円で買取させていただきました。
今回のように、ジャズのレコードやCDは、王道タイトルが中心であっても、盤の仕様や状態、まとまりによって評価が変わります。特にビル・エヴァンス、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ソニー・クラーク、セロニアス・モンク、アート・ブレイキーなどのレコードは、帯や盤質、国内盤・輸入盤の違いまで確認することが大切です。
TU-Fieldでは、ジャズ、フュージョン、和ジャズ、ヴォーカル、クラシック、ロック、オーディオ機器まで、内容を確認しながら査定しております。点数がまとまっている場合は、現地でお預かりし、店内で落ち着いて確認する持ち帰り査定にも対応しております。
大阪市天王寺区でジャズのレコード・CD・オーディオ機器の整理をご検討中の方は、処分される前に一度ご相談ください。大切に集められた音楽を、次に必要とされる方へつなげられるよう、1点ずつ丁寧に確認いたします。