名作詞家やエッセイストとしての顔も持つ女性シンガー、亜蘭知子。
TUBEや織田哲郎と共に「渚のオールスターズ」としても活躍し、CMやTV番組にも出演し、お茶の間からも人気だった彼女。
そんな彼女のプロフィールやおすすめ楽曲、そしてこれまでにリリースしたレコードの買取相場をご紹介致します。
亜蘭知子ってどんなアーティスト?
亜蘭知子は青森県出身の女性シンガー兼作詞家としても知られています。
元々は若干19歳という若さにして作詞家デビューを果たし、その後1981年からは自身も女性シンガーとして活動を開始。
三原順子へ提供した「セクシーナイト」、TUBEへ提供した「シーズン・イン・ザ・サン」などで注目を集めました。
1987年にはTUBE、織田哲郎らと共に「渚のオールスターズ」としてユニット活動も行っています。
また当時は多くのTV番組への出演も行っており、番組のメインMCを務めていたこともありました。
これまでのキャリアでシングル8枚、アルバム9枚をリリース。
現在は作詞家活動の傍ら、エッセイストとしても活躍の幅を広げているようです。
亜蘭知子のおすすめ楽曲4選
秋
こちらの曲は亜蘭知子の7枚目のシングルとなる楽曲です。
1989年にリリースされており、彼女自身も出演するタケダ(武田薬品工業)の化粧水「スプリエ・ホワイトED」のCMソングにも起用された曲となっています。
秋という季節特有の切なさの中に、2番目の女としての悲しみや寂しさ、愛する人の一番の女性になりたい、という悲哀が織り交ぜられた1曲。
ゆったりとしたミディアムテンポなのポップスサウンドの中で、強い女性でありたい、という女性の切なる想いが痛いほどに伝わってくるような歌詞が魅力です。
Wait Forever
「Wait Forever」は1989年にリリースされた、亜蘭知子の6枚目のシングル曲。
アルバム「Stay In My Eyes」やベストアルバム「ゴールデン☆ベスト The Best」などにも収録されている楽曲です。
JR四国のイメージソングとしても起用されていたり、後に作曲を担当した栗林誠一郎によって英語詞でもカバーされました。
スローなテンポのバラードソングとなっており、伸びやかで艶のある彼女の歌声の魅力が十二分に楽しめるこの楽曲。
秋から冬へと移り変わる季節のどこか寂寥感のある雰囲気の中、愛する人への切なくも確かな想いを寄せる歌詞も非常に印象的でしょう。
Everything
「Everything」は亜蘭知子の8枚目となるシングル。
1990年にリリースされた1曲で、銀座ジュエリー・マキ「カメリアダイアモンド」のCM楽曲としても抜擢されていました。
自身の9枚目のアルバム「Sunny Sife Memories」や、ベストアルバムにも収録されている楽曲です。
80~90年代のポップスらしい、淑やかな恋のときめきを思わせる煌びやかで懐かしさを感じさせるようなキャッチーなイントロが耳に残るこの曲。
艶やかさとヘルシーさ両方を兼ね備えた、彼女の大人の女性を思わせる歌声が見事にマッチした人気の1曲です。
悲しきボードビリアン
1981年リリースの亜蘭知子ファーストアルバム、「神経衰弱」に収録の1曲。
今でこそメジャーな作風ではあるものの、当時としてはかなり前衛的ないわゆるレゲエ・ダブのサウンド。
その中にところどころ散りばめられた、歌謡の雰囲気を思わせるメロディやフレーズが楽しめる楽曲となっています。
歌手としてはデビューしたばかりの、瑞々しい透明感のある澄んだ彼女の声も非常に印象的。
こちらも後に、彼女自身のベストアルバムに収録された曲となっています。
初期の亜蘭知子を代表する1曲とも言えるのではないでしょうか。
レコードの買取相場
タイトル | 参考買取価格 |
---|---|
神経衰弱(LP:L-12502W) | 500円 |
Body To Body/ひと夏のタペストリー(EP:M-1501) | 1,000円 |
浮遊空間(LP:M-12515) | 12,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。
まとめ
今回は平成初期の名シンガー兼作詞家、亜蘭知子をご紹介致しました。
懐かしい時代を彷彿とさせる彼女の楽曲を、今一度楽しんでみては。