1970年80年代の日本のシティポップブームを牽引したアーティストの一人が吉田美奈子です。
吉田美奈子はその歌声から”日本のローラ・ニーロ”と称されています。
今回はそんな吉田美奈子の経歴やおすすめ作品を解説しつつ、レコードの買取相場についてもご紹介します。
目次
吉田美奈子の経歴
吉田美奈子は1953年4月7日生まれのシンガーです。
1969年にミュージシャンの細野晴臣や松本隆と出会い、楽曲制作をスタートさせます。
その後パフというユニットやソロとして、学園祭やコンサートでのライブを開始し、1972年の11月に発表された、大瀧詠一のファーストアルバム収録曲”指切り”のフルートソロでプロとしてのキャリアをスタートしました。
1973年にはファーストアルバムの”扉の冬”をリリースします。
ファーストアルバムの”扉の冬”を筆頭に、2019年の1月の時点ではオリジナルアルバム21作品、その他コラボアルバムなどもリリースし、これまでに数多くの作品を世に送り出しています。
また、吉田美奈子は自身の歌手としての活動はもちろん、多くのアーティストへの楽曲提供も行なっている人物です。
吉田美奈子のおすすめ作品5選
吉田美奈子のおすすめ作品を5つご紹介します。
シティポップが流行した70年代80年代に製作された作品の中から厳選しました。
吉田美奈子のおすすめ作品その1:扉の冬
扉の冬は1973年に発売された吉田美奈子のファーストアルバムです。
バックバンドには細野晴臣率いるキャラメル・ママが参加しています。
扉の冬は発売後話題となり、吉田美奈子は”日本のローラ・ニーロ”と呼ばれました。
キャラメル・ママの素晴らしい演奏が、吉田美奈子の魅力的な歌声を後押ししてくれます。
デビュー作にして最上級の出来栄えと言える作品です。
吉田美奈子のおすすめ作品その2:FLAPPER
FLAPPERは1976年に発売された吉田美奈子の通算4作目のアルバムです。
このアルバムは作者の人選を吉田美奈子自身が行なっています。
参加メンバーは矢野顕子、細野晴臣、大瀧詠一、山下達郎などとても豪華な顔ぶれです。
収録されている大瀧詠一作詞作曲の”夢で逢えたら”は、吉田美奈子の代表曲でもあり、数多くのアーティストにもカバーされている名曲です。
吉田美奈子のおすすめ作品その3:TWILIGHT ZONE
TWILIGHT ZONEは1977年に発売された吉田美奈子の通算5作目のアルバムです。
このアルバムは吉田美奈子と山下達郎の共同プロデュースによって製作されています。
ソウル、ジャズ、ゴスペルに影響を受けた全曲がファーストアルバムの”扉の冬”以来となる吉田美奈子の自作曲です。
TWILIGHT ZONEには名曲”恋は流星”が収録されています。
吉田美奈子のおすすめ作品その4:MONOCHROME
MONOCHROMEは1980年に発売された吉田美奈子の通算7作目のアルバムです。
このアルバムは吉田美奈子の自身初となる単独プロデュースによる作品となっています。
また、全曲の作詞は吉田美奈子が作成し、作曲も収録されている山下達郎の”RAINY DAY”以外は全て手掛けています。
80年代ファンク・ナンバーの”MIDNIGHT DRIVER”は聴いていただきたい名曲です。
吉田美奈子のおすすめ作品その5:MONSTERS IN TOWN
MONSTERS IN TOWNは1981年に発売された吉田美奈子の通算8作目のアルバムです。
このアルバムには当時吉田美奈子自身が出演し話題を呼んだ、日立マクセル・カセットテープのCM曲”BLACK EYE LADY”が収録されています。
その他にもメロウバラードのナンバー”LOVIN’ YOU”や日本のファンク史上でも傑作となる”TOWN”など、数多くの名曲が入っていて聴きどころ満載です。
レコードの買取相場
タイトル | 参考買取価格 |
---|---|
Flapper(LP:RVH-8009) | 1,000円 |
夢で逢えたら/ラスト・ステップ(EP:RVS-536) | 1,000円 |
Black Eye Lady/TOWN(EP:ALR-747) | 2,000円 |
扉の冬(見開きジャケットLP:3A-1004) | 3,000円 |
恋は流星 Part I・II(EP:RVS-514) | 30,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。
まとめ
吉田美奈子のレコードの買取相場と経歴やおすすめ作品についてご紹介しました。
吉田美奈子は歌手としての顔だけでなく、作詞・作曲家やプロデューサーとしての顔も持っています。
吉田美奈子のアーティストとしての多彩な才能に多くのファン達も魅了されるのでしょう。