The Byrds(ザ バーズ)は60年代から70年代にかけてアメリカン・フォークロックの型を作ったと言っても過言ではありません。
もしかしたら日本では他のアーティストに比べメジャーではなかったかもしれませんが、だからこそ貴重であり、今聴いても新鮮に感じることがあります。
レコードの人気も高く、高価買取になるレコードが複数あります。今回は名曲を取り上げつつ高価買取になるレコードをご紹介します。

メンバーは変わり続け音楽も進化し続けたバンド「The Byrds(ザ・バーズ)」

The Byrds(ザ・バーズ)は1960年代から1970年代前半のフォークロックのジャンルで、とても有名なバンドでした。
当時は今でも有名な一流アーティストが多数輩出されているロックの黄金期でしたが、その中で独自のサウンドを持ち味にしていました。
フォークにロック・ビートを取り入れ、12弦ギターが印象的な独自のサウンドは、まったく新しいものでした。
その後メンバーの脱退が続きましたが、その中でもたくさんの名曲が生まれました。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第45位に選ばれました。
惜しくも1973年に解散してしまいますが、1991年にはロックの殿堂入りを果たすなど、世の中に与えた影響は大きなものでした。

The Byrds(ザ・バーズ)の有名な曲:5選

The Byrds(ザ・バーズ)は後の評価として、ビートルズとボブ・ディランを足して2で割ったような音楽だと言われています。
もともとあるフォークミュージックに、ロックのリズムとハーモニーを融合させたサウンドがやはり魅力でしょう。
今回はThe Byrds(ザ・バーズ)の中でも特に有名な曲を5つ紹介させていただきます。

Mr.Tambourine Man

こちらはボブ・ディランのカバー、デビュー曲となります。1960年代当時の香りが音から漂ってきそうです。
ギタリストのロジャー・マッギンはこの曲でリッケンバッカーの12弦ギターを使用しており、とても綺麗な音色を聴かせてくれます。この12弦ギターを日本に流行らせたのは、この曲と言っても過言ではないでしょう。
ちなみにマッギンがリッケン12弦を使用したのはビートルズのジョージ・ハリスンの影響です。ディランの曲にビートルズのサウンド、となれば「ビートルズとボブ・ディランの中間」という表現もうなずけます。

Turn! Turn! Turn!

この曲は先ほどの「Mr.Tambourine Man」に次いで、バンドの代表作と言われています。もともとはピート・シーガーが作ったものであり、それをアレンジしたものになります。
こちらの曲もシングル・チャートで全米1位を獲得しています。
とても素晴らしく美しい曲だとファンの間でも人気の曲です。

Eight Miles High

日本名は「霧の8マイル」です。
この楽曲の後、ジーン・クラークは脱退してしまいます。
常に新しい音楽を求めていたので、バンド内での揉め事は多かったそうです。
この曲は当時アメリカでドラックを連想させるとしてラジオでは放送禁止、あまり売り上げには繋がりませんでした。
イントロの12弦ギターがとても印象的です。

You Ain’t Goin’ Nowhere

1968年に発売されたアルバムの中の一曲で、こちらもボブ・ディランの楽曲になります。
様々な音楽を試行錯誤していくThe Byrds(ザ・バーズ)はこの曲では、カントリーミュージックを導入しました。
実際にこのアルバムではカントリーの世界で有名なアーティストをメンバーに加え制作されています。
画期的な曲であり、後のミュージシャンたちに影響を大きく与えた一曲となりました。

Chestnut Mare

後期The Byrds(ザ・バーズ)の傑作と言われている楽曲です。
この曲は1970年にリリースされた2枚組アルバムの中の1曲です。
フォークロックとしての地位を確立した彼らの素晴らしい音楽を聴くことができます。
曲の作りは素朴に感じるが、美しいメロディととても味わい深い歌詞がとても素敵です。

ザ・バーズの高価買取レコード

タイトル参考買取価格
ターン・ターン・ターン(帯付きLP:YS-597-C)50,000円
ミスター・タンブリン・マン(帯付きLP:YS-510-C)20,000円
昨日よりも若く(帯付きLP:YS-824-C)10,000円
レディ・フレンド(EP:LL-2093-C)5,000円
バーズ博士とハイド氏(帯付きLP:SONP50096)2,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

まとめ

The Byrds(ザ・バーズ)というバンドは常に新しい音楽に挑戦し続けたバンドだといえます。
海外では途中でバンドメンバーが脱退することはよくありますが、それはより良いものを目指した結果だといえます。
このThe Byrds(ザ・バーズ)も模索しながら進化を続けていました。
時代的にビートルズやボブ・ディランなどに隠れてしまいがちですが、世の中に与えた影響はとても大きかったといえるでしょう。
当然、レコードで聴きたいという熱心なファンがいて、ご紹介したように高額になるレコードがあります。ザ・バーズのレコードをお売りになりたい方はぜひ当店にご相談下さい。