27歳という若さでこの世を去り、今もなおファンを魅了し続けるジャニス・ジョプリン。
そのカリスマ性や影響力は、時代の変化や死後半世紀ほどの年月が経ったくらいでは、消えてしまうことなどない強力なものです。
今回はジャニス・ジョプリンの軌跡と、レコードの買取相場について解説していきます。

ジャニス・ジョプリンの魅力

ジャニスの魅力といえば、なんといってもその歌声です。
デビュー当時は多くのリスナーがジャニスの歌を聴いて、黒人のブルース歌手を想起したそうです。
ビートルズのポール・マッカートニーも歌声を聴いて、全く同じ感想を持ったと言われています。
そのパワフルで類まれな感情表現は圧倒的で、声を全開にしたときの全力感と不安定さ、それゆえの生々しさ。
弱さをさらけ出した人間の生な存在感がそこにはあり、それこそがジャニスの魅力といえます。

レコードの買取相場

ジャニス・ジョプリンのトピックス

①いじめられていた10代

変わり者で地味な顔立ちということで、10代のころは「ブタ」「ブス」などといじめられていたそうです。
1970年に放映されたテレビ番組で、ジャニスは高校の同窓会に出席する予定だと語っており、さらに「自分は今までクラス、学校、町、そして国中の笑い者だった」とも語っています。
一躍スターとなったジャニスですが、同窓会に出席した際も疎外感の中、孤独な表情がカメラにおさめられています。
この一連の内容は、ジャニスの孤独感を表す象徴的なエピソードとして語られています。

②ヒッピーのシンボル

ジャニスが活躍した1960年代後半のアメリカは、社会的変革の波が国内を襲い、より自由な社会が生まれた時代でした。
臆面もなく「私だけを愛して!」としゃがれた声で高らかに歌うジャニスの奔放な生き様は、自分らしく生きたいと願うあらゆる世代に勇気を与え、派手なボヘミアンファッションも相まって、ヒッピーのアイコンとなり、多大な影響を与えました。
しかし、そのシンボル的なイメージや、有名になるほど大きくなるプレッシャーなどに押しつぶされそうになっていたのです。

③麻薬やアルコールへの依存

華やかに時代を飾った一方で、10代から抱えていたトラウマや不安は、成功した後も消えることはなく、容姿に対するコンプレックスや女性差別、有名になったがゆえのプレッシャーなどで苦しんでいました。
そんな二面性を持ちながら、常に自分の居場所を求めて孤独と向き合い、やがて酒やドラッグが常に欠かせぬ友となってしまいます。
結果、ジャニスの命を奪ってしまうことに…。
ジャニスは 「なぜドラッグをやるのか」 と友人に質問され、
「ただ少し平和が欲しいだけなの」
と答えたそうです…。

ジャニス・ジョプリンの高価買取レコード

タイトル参考買取価格
バイ・バイ・ベイビー(EP:LL-2165-MS)3,000円
クックー/ラスト・タイム(EP:LL-2231-MS)2,000円
コズミック・ブルースを歌う(帯付きLP:SONP 50167)1,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

まとめ

今回はジャニス・ジョプリンの軌跡と、レコードの買取相場について解説してきましたが、いかがでしたか?
成功して自由奔放に生きているように見えても、10代の時のトラウマや孤独と葛藤する日々…。
その生き様に人間臭さがあり、それが歌となり、今でもファンを魅了するのだと感じます。

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を、次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、
【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。

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