こちらのコーナー初の舶来アンプです。今回は米国産のクレル「KSA-150(日本向けモデル)」です。
KRELL KSA-150について
とにかく重いです。両サイドには巨大な放熱器が翼のように生えています。さらに内部スペースの半分近くを占拠する電源トランス、小さい缶ジュースくらいありそうな電解コンデンサと、電源部の強力さが一目でわかります。
そしてこのアンプ、A級増幅回路です。以前ご紹介したパイオニアのA級パワーアンプでは冷却ファンを使っていましたが、KSA-150は使っていません。放熱器のサイズをとにかくでかくするだけではなく、温度管理のために様々な技術を投入しているようです。ぱっと見は物量で攻めまくるアンプのようですが、なかなかのテクニシャンのようです。
買取させていただいたKRELL KSA-150
外観はとても綺麗で、放熱器のフィンの間など、掃除がしづらい部分にホコリがある程度でした。ただ動作については、電源部の修理が必要な状態でした。総合的にみれば、やや難のお品です。