あぶない刑事や2時間ドラマのイメージが強い木の実ナナ。
デビュー当時は歌手として活動しており、昭和の女性歌手の中でも、個性的で魅力的な楽曲を数多く残しています。
今回は、木の実ナナの経歴とレコードの買取相場について解説していきます。

木の実ナナの経歴

踊り子の母親とトランペット奏者の父親の間に生まれ、5歳のころからダンサーに憧れを持ちます。
中学三年生の時に渡辺プロダクション主催の新人オーディションで優勝し、芸能界入り。
デビュー曲は「東京キカンボ娘」で、1962年には音楽番組「ホイホイ・ミュージック・スクール」でテレビデビューを果たします。
1967年に発表した「ミニ・ミニ・ロック」がヒットし、人気を集めたものの番組終了と同時に低迷、前座歌手としての活動が続きました。
その後、ショービジネスを学ぶために渡米。
帰国後、舞台やドラマなど活躍の幅を広げ、高い評価を得ていきます。
1982年に発表した五木ひろしとのデュエット曲「居酒屋」は大ヒットとなり、デュエット曲の定番となりました。
74歳となった現在でも、あらゆるジャンルで活躍しています。

レコード買取相場

お若いころのレコードが人気です。
いかにも60年代という感じの、いい意味で「キッチュ」な感じのジャケットデザインの作品は高額になることが多いです。

タイトル参考買取価格
サタディ・ナイト(EP : EB-7222)5,000円
三つの夢/ラ・ラ・ラ・ラ(EP : BS-7081)5,000円
レッツ・ゴー・ナナ(LP : SKK430)10,000円
しかたがないんだもん/この世の果てまで(EP : BS 945)10,000円
おじいちゃまハイ(ソノシート : BS-932)10,000円
いとしのナナ(10インチ : SKG 57)30,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

木の実ナナのトピックス

①ショービジネスを学ぶため渡米

音楽番組「ホイホイ・ミュージック・スクール」のなかで、毎回歌って踊り、ミュージカルへの夢を広げていた木の実ナナは、1970年にショービジネスを学ぶために渡米。
帰国後、劇団四季のミュージカル「アプローズ」に出演し、これがヒット作となり、木の実ナナ自身も高い評価を受けて舞台女優としての地位を確立しました。
1974年から始まった細川俊之との二人芝居「ショーガール」では、芸術選奨文部大臣賞大衆部門新人賞・ゴールデンアロー賞演劇部門新人賞を受賞。
通算547回公演、60万人を超える観客を動員し、大ヒットとなります。
ファイナル公演では、ゴールデンアロー賞大賞を受賞しました。

②ドラマ「あぶない刑事」シリーズ

1986年に放映されたテレビドラマで、舘ひろしと柴田恭兵演じる、破天荒な刑事たちの活躍を描いた作品です。
もはや説明無用な人気作品ですが、木の実ナナは作中のなかで二人の上司役を演じており、「あんたたち!」ときさくに呼びかけ、銃やバイクを華麗に操る姿は、作中でも人気となりました。

③私は、バリバリの「鬱」です

1992年頃、更年期障害とうつ病を発症した木の実ナナ。
2000年の新聞広告でのキャッチコピー「私は、バリバリの『鬱』です」は、かなりの反響があったそうです。
発症していた時の体験を伝えるべく、公表したとか…。
現在は、医師の治療と周囲のサポートで回復しています。

まとめ

今回は、木の実ナナの経歴とレコードの買取相場について解説してきましたが、いかがでしたか?
更年期障害やうつ病も乗り越え、74歳となった現在も第一線で活躍している姿には、敬服します。

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を、次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、
【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。

ご連絡をお待ちしております!