「アカシアの雨がやむとき」「コーヒールンバ」などで一躍有名歌手となった西田佐知子。1982年以降活動の音沙汰のない彼女ですが、数多の有名曲をこれまでにリリースしています。タレント・関口宏の妻としても知られる彼女の経歴や、人気曲のレコード買取相場を今回はまとめました。
西田佐知子とはどのようなアーティストなのか?
西田佐知子は大阪出身の女性歌手。元々「浪花けい子」という名でも歌手として活動していましたが、活動名を西田佐知子と改名してから徐々に知名度が上がり始めます。同名のギリシャ映画の主題歌ともなった「日曜はダメよ」が彼女の最初のヒットソングとなり、その後「コーヒールンバ」の大ヒットで紅白歌合戦への初出場が決定。名実ともに人気歌手の地位へと昇り詰めました。
その後も自身の代表曲ともなる「アカシアの雨がやむとき」や「たそがれの恋」を発表しますが、1971年にタレントの関口宏との結婚を発表。それ以降は家庭を支えるべく活動を縮小し、1982年のシングル「テレビを見ている女」を最後に表舞台から退いています。
西田佐知子の高価買取レコード
タイトル | 参考買取価格 |
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わたしの薔薇/ピンクレデイ(千草春美とのスプリットシングルEP:DJ-1065) | 3,000円 |
雨に濡れたキッス/星が泪を流してる(大関進とのスプリットシングルEP:DJ-1076) | 3,000円 |
愛ひとすじに(LP:MR2203) | 1,000円 |
いつもの午後(LP:MR3070) | 1,000円 |
東京ブルース(LP:LPJM-7) | 1,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。
西田佐知子のおすすめ曲
日曜はいやよ
同名タイトルのギリシャ映画「Never on Sunday」の主題歌として、西田佐知子がカヴァーし1961年にリリースされたのがこの曲です。「アカシアの雨がやむとき」「コーヒールンバ」で一躍世に広まった、彼女の人気を決定づける曲ともなりました。元々研究者と娼婦の恋物語である、映画のストーリーを彩る曲でもあったこの音楽。イントロからの軽快なサウンドや、穏やかながらもほんの少しの茶目っ気を交えて歌う西田佐知子の声が耳に残ります。
そしてこの曲もまた、様々な海外、国内アーティストがカバーしている楽曲ともなっています。日本ではなんとあのムーンライダーズもカバーしていますね。映画と共に非常に多くの人々に愛された楽曲、とも呼べるのではないでしょうか。
コーヒールンバ
彼女の名前をお茶の間に広く知らしめるきっかけとなったのが、こちらの「コーヒールンバ」です。元々は1961年発売の「欲望のブルース」B面曲としてリリースされたのですが、この曲のヒットにより西田佐知子は晴れて紅白歌合戦出場歌手ともなったのでした。時代背景として、当時ちょうど市井の人々にコーヒーを飲む文化が広まりつつあったのも、もしかしたら楽曲が大ヒットした理由の1つかもしれません。
楽曲の原曲は、アルパという楽器奏者のウーゴ・ブランコが演奏したもの。これを日本語詞としてカバーしたものが、西田佐知子のリリースした楽曲です。また日本のアーティストでも彼女だけでなく、荻野目洋子や井上陽水などの錚々たるミュージシャンもカバー・リメイクをしているこの作品。その中でも特に、彼女が歌ったものに関しては時を越えて未だ多くの人々に愛され続けています。
アカシアの雨がやむとき
1962年にリリースされた、西田佐知子の代表曲。華やかながらもどこか物憂げな雰囲気を漂わせ、王道の歌謡曲らしいレトロさを感じさせるフレーズが印象的な曲です。彼女の艶の中にもどこか乾きのある歌声と、退廃的な薄暗さを孕んだ歌詞も魅力の1つ。この曲がリリースされた当時、日米安保闘争のムードに疲れ切った人々から大きな支持を受けたことが、この曲が広まった背景ともされています。
また、当時の西田佐知子はこの曲のレコーディングの際、なかなか歌を上手く歌う事ができずかなり苦労していたそう。その際作詞者の水木かおるから、この曲のモチーフが小説「巴里に死す」であることを聞き、それ以来パリの風景を想像しながらこの曲を歌いレコーディングを乗り越えたことです。
まとめ
本日は昭和の女性歌手、西田佐知子のご紹介やレコード買取相場をご紹介致しました。これを機に古き良き彼女の楽曲に触れてみてはいかがでしょうか。
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