オーディオ買取コラム、今回は皆様ご存じパイオニアです。機種はExclusive M4a、ごっついパワーアンプです。

Pioneer Exclusive M4aについて

27kgと結構重ためのアンプです。前面パネルには2個のメーターのみとシンプルな外観。スイッチはカバーで隠されています。電源を入れると、メーターにほんのりと明りが灯りすこしレトロな気持ちになります。

TU-Fieldでは、パイオニアのパワーアンプを積極的に買取しております
このアンプの売りは「A級増幅」です。A級があるからにはB級もあるわけで、ちょっとその違いをご説明します。
オーディオアンプに入った音楽信号は数段階の増幅回路を通って出力されますが、A級B級が云々されるのは最終段です。
B級の場合、最終段のトランジスタは手を抜きます。あまり仕事がないときは力を抜いている状態です。オーディオアンプの場合は純粋なB級ではなく、「AB級」が採用されることが多く、ほどほどに力を入れているものが主流です。
これに対してA級の場合、トランジスタは常に頑張っている状態です。音が出ていないときも、スイッチが入っていればいつだって全力、それがA級です。

そのA級増幅を採用したExclusive M4aですが、トランジスタがずっと頑張っているのでかなりの発熱量になります。AB級の場合はアルミの放熱器につければ事足りますが、M4aでは空冷ファン2基を取り付け、強制的に熱を逃がす方式です。

買取させていただいたPioneer Exclusive M4a

動作は申し分ありませんでした。ただ1981年製とすこし古い物なので、キズやスピーカー端子プラスチック部の欠損などの瑕疵はありました。
それでもよく手入れされていて、大事に使われてきた良いお品でした。

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