大阪市鶴見区のお客様からレコードと機器類、合わせて8箱分をお送りいただきました。
1000円超え査定になるものもあり、合計金額は68,000円となりました。それではご紹介しましょう。
まずは今回特に良かったレコードから。浅川マキ、ラモーンズ、橋本一子、越美晴などです。もちろんこれらのアーティストで安いレコードもありますが、今回は高額タイトルでした。右下の筒美京平さんのレコードは1,000円には届きませんでしたが追悼の意をこめて。
ここからは私の好みで、アーティストごとに。まずはマンチェスター出身、ジョイ・ディヴィジョンを前身とするニュー・オーダーです。下の3枚はいずれも名作の誉れ高いアルバムです。
同じくマンチェスター、レーベルも同じファクトリーからデビューしたハッピー・マンデーズ。ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」からバンド名を採っています。ニュー・オーダーのピーター・フックから「根性が腐っている」と評されたショーン・ライダー率いるならず者バンドです。頭を空っぽにして本能に身を任せるにはもってこいです。
同じくマンチェスター、こちらは名門インディーラフ・トレードからデビューのザ・スミスです。過去の事例でも何度か紹介していますね。
お次は英国インディー勢。英国と言っておきながら3枚は英国以外の出身ですが…。ゴー・ビトゥイーンズはオーストラリア出身ながら英国で活躍。渋くうつくしいバンドです。ピクシーズは米国ですが、英国の名門4ADからレコードを出しているので。同じく4ADのコクトー・ツインズは独特の美を追究したグループです。残る1枚、アイレス・イン・ギャザはこれまた名門チェリー・レッドから。
個人的に「おっ」と思ったのがジャズ・ブッチャー。ジャズ・ブッチャーというのは中心人物のパット・フィッシュの別名で、このバンドはアルバムごとに微妙に名義を変えたりしています。良い意味でB級感ただようバンドです。
日本からは少年ナイフ。なぜか米国で受けました。ちなみに右下のアルバムは「オーガスト」というレーベルから出ました。このレーベルはオアシスやプライマル・スクリームを輩出したクリエイション傘下に設立されたレーベルです。
その他にも単品で100円以上つくレコードが多数あり、レコードで結構な金額がつきました。
機器類ではローランドのシンセサイザー「SH-101」が、残念ながら電源アダプター欠品ですがいいお値段になりました。
今回は店主自身すきなレコードが多く、全部を紹介しきれないのが残念です。一つだけあげるなら、Shi-Shonenのレコード(レンタル落ちであまりいい値段にはなりませんでしたが…)は「おおっ」となりました。1985年に行われた「はっぴいえんど」再結成ライブ、そこでキーボードを弾いているのがShi-Shonenの福原まりさん、なのです。