京都市伏見区からご依頼いただきました。LP30枚、シングル100枚、8cmCD1000枚ほどとのごことで、値段のつきにくいものが多い可能性もありましたが、ともかくお伺いすることにしました。店主も大好きな曲のレア盤が出てくるとは、この時には思いもよりませんでした。
お伺いして、まずはシングルレコードから拝見することにしました。何か虫の知らせがあったのでしょうか。EPレコードは安値のものも多いなか、とびぬけて高額なレコードも紛れ込んでいます。最初の数10枚は邦楽の、イヤというほど見てきたジャケットが続きます。
よく出回っているアイドルものをかき分けること数十枚、突如現れました、ストゥージズの「ダウン・オン・ザ・ストリート」。パンクの元祖とたたえられたバンドの最高のレコードです。B面「1970」も素晴らしい曲です。暑苦しくたぎるギター、サックスにイギー・ポップの絶叫、必殺のロックです。どちらもアルバム「ファン・ハウス」で聴けますので是非。
話がそれました。さて今回の「ダウン・オン・ザ・ストリート」、盤面にキズがあり、また若干の反りも見受けられ少し残念。25000円での買取となりました。
他にもジミヘンの「ヘイ・ジョー」など嬉しいレコードが。100枚の中の数パーセントですが、良いレコードはあるものです。我々はいつだって、そんなレコードがないかなと期待しながら査定しています。
お次はLP。否が応でも期待が高まります。やはり、とびぬけた1枚、テレサ・テンの「つぐない」が出てきました。
さて、満を持してCDにかかりました。8cmのCDはさっぱり売れないものが多いのが悲しい事実です。某オークションサイトで高額落札になったものを見ると、大半がプロモ盤、一般の方はあまりお持ちでないお品です。
それでも背表紙を次々確認するスタッフにお客様、「全部見るの? これってもう聴く人いないんじゃないの?」。
レアものが潜んでいる可能性がある以上、全部見ないわけにはいきません。お宝は出てきませんでしたが、そのコレクション性には圧倒され、相応の値段を付けさせていただきました。
最終的な査定金額は5万円を超えました。
他にオーディオ機器も少々、普及品で不具合も多いものでしたが回収させていただきました。汗だくのスタッフを見かねたお客様にも搬出を手伝っていただき、お気遣いに痛み入りました。
今回は素晴らしいレア盤とコレクションを拝見させていただきました。誠にありがとうございました。
↓ 今回買取させていただいたお品の一部です。
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