店頭持ち込みにて、テクニクスのDJ向けターンテーブルのロングセラー「SL-1200MK3」2台のほか、オルタナティブ・ロックなどのレコードを買取致しました。店主は80年代と90年代の洋楽、特に英国のギターポップやネオアコが好きなので楽しく拝見しました。ではご紹介しましょう。
まずは「Technics SL-1200MK3」が2台です。見かけは全く同じなので1台の写真だけ。SL-1200から始まるロングセラーシリーズです。この次に出たSL-1200MK3Dで細かい改良が加えられましたが、海外ではMK3とあまり変わらない「MK2」が広く使用されています。
1台はライトが点きませんでしたが、そのほかの動作は問題ありませんでした。瑕疵があるとすれば、カバーに取れない汚れが残っていたことです。しかしテクニクスは人気なので、強気の値段を付けさせていただきました。2台で買取金額のおよそ半分です。
お次はレコードです。実は最初にちらりと見たときヒップホップの12インチが見えたので少々まずいかもしれないと心配しました。ヒップホップの12インチは安価なものが多いうえに、DJをされていた方のレコードは状態が結構悪いことが多いためです。
しかし、内容を見ていくとレコード人気の高いオルタナ系が多くありました。LP、EP合計で130枚程ありましたが、特によかったものをご紹介します。
シングル盤です。ストーン・ローゼズ、ザ・スミスなどマンチェスター出身バンド、クーラ・シェイカー、ヘアカット100などUKバンドの他、国内インディーなどです。
こちらはUS勢。右下はニルヴァーナの「Come As You Are」。グランジの名曲です。左下はパティ・スミスのUS盤シングル。そして上は、オルタナ系バンドがカーペンターズをカバーするという企画レコードです。7インチシングル7枚組という変則的構成です。ソニック・ユースによる「スーパースター」は必聴です。
お次は店主が好きなギターポップです。眼のアップが印象的なのはザ・ラーズの唯一のアルバムです。ラーズの左はブー・ラドリーズ。1曲目「ウェイク・アップ・ブー」は元気が欲しいときに絶好の1曲。他はウィーザー、スウェディッシュ・ポップなどです。
またまたUS勢です。オフスプリング、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、リンプ・ビズキットです。90年代洋楽のCDはたいてい安いですが、レコードは人気です。
ちょっと並べ方の都合でいろいろ混ざってしまいました。レッチリ、ファウンテンズ・オブ・ウェイン、サード・アイ・ブラインド、シルヴァー・サンです。
邦楽も混じっていました。宇多田ヒカルのレコードは人気ですね。MISIAや郷ひろみも値段が付きました。
オルタナ系は盤面が綺麗なものがほとんどで、さほどの減額もなく査定が完了しました。
合計金額は40,000円での買取となりました。だいたい、プレーヤーで半分、レコードでもう半分です。誠にありがとうございました。