買取や整理を考えたとき、「値段が付かないものはどうなるのか」という点が気になり、手が止まってしまうことがあります。
宅配で送った場合、返ってきてしまうのではないか。出張では、売れるものだけ持ち帰られてしまうのではないか。店頭に持ち込んだのに、また持ち帰ることになるのではないか。
このページは、そうした不安に対して「実際にはどうなるのか」「事前に何が分かるのか」を整理し、買取や整理を進めるための判断材料をまとめたものです。
まずは全体像を把握し、後から困らないための考え方を確認する場として、読み進めていただければと思います。
値段が付かないものはどうなるのか

値段が付かないものに対する不安は、大きく分けると次の三つに整理できます。
- 一つ目は、
-
「返ってくるのではないか」という不安です。
宅配買取の場合、値が付かなかったものがすべて返送されるのではないか、という心配が生まれます。
- 二つ目は、
-
「置いていかれるのではないか」という不安です。
出張買取では、売れるものだけ持ち帰られ、整理が途中で止まってしまうのではないか、という懸念があります。
- 三つ目は、
-
「また持ち帰ることになるのではないか」という不安です。
店頭持ち込みの場合、せっかく運んだものを、結局自分で持ち帰らなければならないのではないか、と感じる方もいます。
これらの不安は、「値段が付くかどうか」そのものよりも、整理が二度手間になることへの心配から生まれています。
実際には、宅配・出張・店頭それぞれで、値段が付かないものの扱い方や考え方は異なります。次の章からは、買取方法ごとに、その違いを具体的に整理していきます。
「無料引取」とは何を指すのか

無料引取とは、「値段が付かないものをどう扱うか」を、事前に共有しながら整理を進めるための仕組みです。
値が付かないからといって、必ず返送されたり、置き去りになったりするわけではありません。内容や状況に応じて、引き取れるかどうかを個別に判断しています。
そのため、「売れる・売れない」を先に分けたり、無料引取の対象かどうかを事前に細かく判断したりする必要はありません。
まずは今の状況をそのまま伝えていただき、どこまで一緒に進められるかを整理していく。
それが、無料引取の基本的な考え方です。
宅配買取の場合|値が付かないものの扱い

宅配買取で多い不安が、「値段が付かなかったものが、着払いで返ってくるのではないか」という点です。
実際、内容や状態によっては、返送となるケースがあるのは事実です。そのため、送ってみないと分からない、という印象を持たれる方もいます。
ただし、返送が不安な場合は、発送前に内容を共有いただくことで、返送の可能性も含めた目安を事前にお伝えすることができます。
値段が付くかどうかだけでなく、どのような扱いになるかを事前に把握しておくことで、後から「思っていたのと違った」と感じる場面を減らすことができます。
宅配買取は、自宅から動かずに進められる方法ですが、不安な点を確認しながら進めることで、より安心して利用できる整理方法になります。
出張買取の場合|売れるものだけ持ち帰られることはある?

出張買取で多い不安が、「値段が付くものだけ持ち帰られて、値が付かないものは残ってしまうのではないか」という点です。
点数や内容によっては、その場ですべてを判断しきれないことがあります。
そのため、点数が多い場合などに、整理を止めないための進め方として内容をお預かりしてから査定を行う「持ち帰り査定」という方法を取ることがあります。
この場合でも、売れるものだけを引き上げて終わる、という形になるわけではありません。
整理を止めないことを優先しながら、どこまで一緒に引き上げられるか、どのような形で進めるのがよいかを、現場の状況を見て判断しています。
また、値段が付かないものについても、運搬がしやすい環境であれば、内容に応じて一緒に引き上げるケースがあります。
出張買取は、「すべてをその場で決める方法」ではなく、状況に応じて進め方を選べる整理方法です。
店頭持ち込みの場合|値が付かないものの扱い

店頭持ち込みの場合も、無料引取の考え方は基本的に同じです。
少量の場合は、その日のうちに整理を進めることができます。
一方で、数量が多い場合や、その場での確認に時間を要する場合には、いったんお預かりし、後日あらためて査定結果をご案内のうえ、お振込みでのお支払いに対応することもあります。
※数量が多い場合は、状況に応じてお預かりをご案内することがあります(目安:総点数200点前後)。
また、点数や内容によっては、その場でお引き受けできない品が出てくる可能性もあります。
無駄な持ち帰りや積み直しを避けるためにも、来店前に点数や内容を伝えていただくことで、店頭対応の目安を事前に確認することができます。
レコード以外のものも、分けずに相談できます

整理を進めていくと、レコード以外にも「これはどうだろう」と迷うものが出てくることがあります。
そのたびに、売れる・売れないを自分で判断したり、業者を分けたりする必要はありません。
実際には、オーディオ機器やCD・DVD、書籍やフィギュアなど、レコードと一緒に相談されることの多い品があります。ただし、何が対象になるかを事前に細かく分ける必要はありません。
大切なのは、「判断を先にしない」ことです。まずはレコードを中心に、その周りにあるものも含めて、今の状況をそのまま伝えてください。そこから、どこまで一緒に進められるかを整理していきます。
分けずに相談できることで、作業の手間や迷いが増えにくくなり、整理全体の流れを止めずに進めることができます。
レコード以外で、まとめて相談できる品について、
無料引取の対象外となるものについて

目安としては、以下のような考え方になります。
無料引取の対象について
| 目安 | 内容例 | ポイント |
|---|---|---|
| レコードと一緒に相談されることが多いもの | オーディオ機器、CD・DVD、ゲームソフト、書籍、フィギュア | レコード整理の延長で、そのまま相談されるケースが多い品です |
| 音楽・趣味関連で周辺にあることが多いもの | レコード収納用品、オーディオ周辺機器、付属ケーブル、アクセサリー類 | 単体では値が付きにくい場合でも、状況により判断します |
| 状況により無料引取できるもの | 値段が付かない音楽関連品、動作未確認の機器、古い周辺アイテム | 内容・量・運搬環境などを見て判断します |
| 無料引取の「対象外」となるもの | 商品として機能しないもの、大型家具、寝具、カーペット、生ゴミ | 整理を止めないための線引きとして設けています |
| 判断に迷いやすいもの | 「これは対象になるか分からない」と感じる品 | 事前に内容を伝えていただければ確認可能です |
※内容・量・状態・環境によって対応が異なる場合があります。
無料引取は、整理を進めやすくするための仕組みですが、すべてのものが対象になるわけではありません。
商品としての取り扱いが難しいものや、大型家具・寝具・カーペット・生ゴミなどについては、無料引取の対象外となります。
これは、後から「思っていたのと違った」という行き違いを防ぎ、整理を途中で止めないための線引きです。
対象になるかどうか判断に迷うものがある場合は、事前に内容を伝えていただくことで、対応の可否を確認することができます。
無料引取は、「何でも引き取るサービス」ではなく、無理なく整理を進めるための選択肢のひとつとして位置づけています。
不安を減らすために、事前にできること

買取や整理は、実際に動き出す前の段階で、少し不安を感じやすいものです。
事前にすべてを決めたり、売れる・売れないをはっきりさせたりする必要はありませんが、いくつか目安が分かっているだけでも、後から迷う場面を減らすことができます。
たとえば、
- 点数がおおよそどれくらいになりそうか
- レコード以外に、気になっているものがあるか
- 宅配・出張・店頭のうち、どれを考えているか
こうしたことを少し伝えていただくだけでも、無料引取の考え方や整理の進め方について、事前に目安をお伝えすることができます。
「まだはっきり決まっていない」「途中で変わるかもしれない」という状態でも、まったく問題ありません。今の時点で分かっていることを、そのまま伝えていただければ大丈夫です。
無理に準備を整えなくても、必要なところだけ確認しながら進められるよう、事前相談という形でのご相談も受け付けています。
返送や置き去りが不安な方へ|まずは今の状況をお知らせください

ここまでお読みいただき、無料引取の考え方や、宅配・出張・店頭それぞれの進め方について、イメージができてきたのではないでしょうか。
この段階で、すべてを決めている必要はありません。
- 「値段が付かないものがあるかもしれない」
- 「レコード以外のものも一緒に整理したい」
- 「どの方法が合っているのか分からない」
といった状態のままで大丈夫です。
まずは、今の状況をそのまま伝えていただければ、返送や置き去りといった不安も含めて、無理のない進め方を一緒に整理していきます。
相談したからといって、すぐに進めなければならないわけではありません。確認や整理のための相談として、気になる点を共有していただければ十分です。
返送や無料引取についてのご相談窓口
今の状況を伝える方法として、以下の窓口をご用意しています。ご都合のよい方法をお選びください。
- LINEでのご相談
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写真を添えて、状況をそのまま送っていただけます。「これは返送される可能性があるか」「どこまで引き取れるか」といった確認からでも問題ありません。
- お問い合わせフォーム
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文章で整理しながら相談したい場合や、内容をまとめて伝えたい場合にご利用いただけます。
- お電話でのご相談
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インターネットが不慣れな方や、直接話しながら確認したい場合はこちらをご利用ください。
0120-338-230(9:00~18:00)