先日、大阪府池田市のお客様宅へ出張にてお伺いし、タンゴを中心とした音楽コレクションをお預かりいたしました。
お預かりした内容は、LPレコード、EPレコード、CD、書籍、オーディオ機器を含む合計1,098点。点数としても非常にまとまりがあり、タンゴというひとつのジャンルを長く丁寧に集めてこられたことが伝わる内容でした。
今回は現地でお品物を確認したうえで、その場で短時間に査定を行うのではなく、当店へ持ち帰り査定としてお預かりいたしました。
特にタンゴのように、演奏家・楽団・国・録音年代・国内盤や輸入盤の違いによって評価が変わるジャンルは、落ち着いた環境で1点ずつ確認することが大切です。
そのため今回は、現地では搬出とお預かりを中心に行い、店内で時間をかけて、内容・状態・付属品・コレクション全体のまとまりを確認しながら査定を進めました。









買取結果
20,000円
※20%UP価格を適用した買取金額です。
ご依頼地域
大阪府池田市
ご来店方法
持ち帰り査定
査定人数
1名
査定時間
約540分
買取内容
タンゴを中心としたCD、EP、LP、音楽書籍、オーディオ機器
内訳
- EP:11枚
- CD:556枚
- LP:521枚
- 書籍:8点
- オーディオ:2点
買取引取点数
1,098点
主な査定内容
今回のコレクションでは、アルゼンチン・タンゴを中心に、国内盤LP、輸入盤LP、CDボックス、タンゴ関連書籍、オーディオ機器まで幅広くお預かりしました。
LPでは、ディノ・サルーシ『バンドネオンの詩情』、ロドルフォ・ビアジ楽団、ロベルト・カロー楽団、メルセデス・シモーネ、アストル・ピアソラ、フアン・ダリエンソ、オスバルド・プグリエーセ、カルロス・ディ・サルリ、フアン・カンバレリ、カナロ関連の作品など、タンゴの中でも重要な楽団・演奏家の作品がまとまって含まれていました。
また、アルゼンチン盤、フランス盤、US盤なども含まれており、国内盤だけでは見えにくいタンゴの広がりを感じる内容でした。帯付きのLPもあり、1枚ずつジャケット、盤面、付属品、帯の有無を確認しながら査定を進めました。
CDでは、『タンゴ・エン・ハポン』8枚組、『アルフレッド・ハウゼ全集』、『アルゼンチン・タンゴ大演奏史』、『タンゴ名曲大事典』、『タンゴの世紀』、『フランシスコ・カナロ大全集』など、まとまった企画盤や全集系のタイトルも含まれていました。
CDは流通量のあるものもあり、単品で大きく評価が伸びるものばかりではありませんが、まとまりとして見ると、タンゴを体系的に聴いてこられた方の棚であることが分かります。
書籍では、『改訂版 アルゼンチンタンゴ』、『タンゴの歴史』、『タンゴ名曲事典』など、音源だけではなく、タンゴそのものを知るための資料も含まれていました。音楽のコレクションに書籍が添えられている場合、単に聴いていたというより、演奏家や時代背景まで含めて追いかけてこられたことが伝わります。
オーディオ機器は、PANASONIC RX-FS22Aラジカセ、KOIZUMI SAD-9801などをお預かりしました。通電確認済みのものもあり、音楽を聴くための道具まで含めて、ひとつのコレクションとして整理された内容でした。
店主の感想
今回の査定では、タンゴというジャンルの難しさと奥行きをあらためて感じました。
タンゴは、音楽として非常に深い魅力を持つジャンルです。演奏家や楽団、録音年代を追いかけていくほど、その時代ごとの空気や演奏の違いが見えてきます。一方で、国内の中古市場では、ロックやジャズ、シティポップのように広い層が常に探しているジャンルとは少し性質が異なり、必要とされる方に届くまで時間がかかることもあります。
近年はアストル・ピアソラに関する書籍や再評価の流れもあり、タンゴに関心を持つ方が増えている印象はあります。ただ、実際の中古市場では、ピアソラのように名前が通りやすいものを除くと、楽団名や録音内容まで見て判断できる買い手はまだ限られています。
だからこそ、タンゴの査定では、表面だけで判断してはいけないと感じています。ぱっと見て「古いレコードがまとまっている」で終わらせてしまうと、本来見るべき価値を見落としてしまいます。楽団名、歌手名、録音年代、盤の国、仕様、帯、状態、シリーズ性、そしてコレクション全体のまとまりを丁寧に見ていく必要があります。
今回の内容には、アニバル・トロイロ、フアン・ダリエンソ、オスバルド・プグリエーセ、カルロス・ディ・サルリ、フランシスコ・カナロ、アストル・ピアソラなど、タンゴを語るうえで外せない演奏家・楽団の名前が並んでいました。ひとつひとつの単価は決して高額になりやすいものばかりではありませんが、これだけまとまっていることで、集めてこられた方の時間と熱量が見えてきます。
査定という仕事をしていると、値段がつきやすいジャンルと、内容は良くても市場の動きが静かなジャンルがあります。タンゴは後者に近いジャンルです。国内で探している方の数は限られますが、必要としている方に届けば、きちんと喜ばれる音楽です。だからこそ、まとめて処分される前に、できるだけ内容を確認しておきたい分野でもあります。
今回は大阪府池田市のお客様より、LPだけでなく、CD、EP、書籍、オーディオ機器まで含めてお預かりしました。音楽を「聴く」「調べる」「保管する」という流れが見えるお品で、棚全体がその方の音楽歴のようにも感じられました。
市場としては派手に高騰しやすいジャンルではありません。しかし、長く聴かれてきた音楽には、数字だけでは測れない厚みがあります。今回の査定では、その厚みをできる限り見落とさないよう、1名で約540分かけて確認させていただきました。
点数がまとまっている場合、すべてに単品評価がつくわけではありません。今回も、単品で評価できるもの、まとまりとして評価するものを分けながら査定を進めました。LPやCDの中には、現在の市場では大きく金額が伸びにくいものもございましたが、コレクション全体としての価値を考慮し、20%UP価格を適用して、最終的に20,000円で買取させていただきました。
タンゴは、分かる人にしか分からない部分が多いジャンルです。だからこそ、査定する側の姿勢が問われます。今回も、ひとつの音楽に長く向き合ってこられたコレクションとして、丁寧に確認させていただきました。
大阪府池田市でレコード・CDの整理をご検討中の方へ
TU-Fieldでは、大阪府池田市をはじめ、北摂地域からの店頭持ち込み・持ち帰り査定のご相談もお受けしております。
タンゴ、ラテン、ワールドミュージック、ジャズ、クラシック、昭和歌謡などのレコード・CDは、ジャンルによって評価の見方が大きく変わります。一般的なリサイクルの感覚だけで判断すると、一括処分になりやすい分野です。
当店では、レコード、CD、音楽書籍、オーディオ機器まで、内容を確認しながら査定しております。点数がまとまっている場合は、店頭でお預かりして後日ご連絡する形にも対応可能です。
大阪府池田市でタンゴやラテン音楽のレコード・CD、まとまった音楽コレクションの整理をご検討中の方は、処分される前に一度ご相談ください。
大切に集められた音楽を、次に必要とされる方へつなげられるよう、1点ずつ丁寧に確認いたします。