世の中には高額で取引されているレコードがたくさんあります。レアな帯のついたビートルズだとか有名なジャズのオリジナル盤など分かりやすいものもあれば、マニアックなものもあります。今回ご紹介する市原宏祐と3Lのアルバム「ナウ・サウンド’75 脱・日本民謡」はマニアックな部類になります。
市原宏祐はサックスプレイヤーで、ジャズやロックなどの分野で活躍した人です。「脱・日本民謡」はタイトルの通り、日本の民謡をジャズ・ロックの演奏/解釈で録音したレコードです。
ジャズというのは他の音楽ジャンルと結構親和性が高く、ロックと合わさってフュージョンになったりしています。民謡など日本の伝統的な音楽とジャズというかけ合わせも歴史が長く、尺八奏者がジャズナンバーを演奏した山本邦山の「スタンダード･ボッサ」など名盤がたくさんあります。
和楽器でジャズをするのが「和」から「ジャズ」への歩み寄りであるとすれば、その反対を行ったのが「脱・日本民謡」です。ギター、サックス、フルート、シンセサイザーなどジャズ/ロックの楽器で佐渡おけさやよさこい節、南部牛追唄など民謡をジャズ、ロック、サイケの色で染め上げた内容は今でもリスナーをひきつけており、2017年にはアナログレコードが復刻されました。
当然、1975年のオリジナル盤はプレミアになっています。写真の帯付きレコードは、当店では7万円で買取させていただいております。
もちろん、猪俣猛や前田憲男、沢井忠夫、林伊佐緒など他の和ジャズレコードも高価買取しております。和ジャズのレコードをお売りになりたい方はぜひご相談下さい！
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