大阪市城東区のお客様からご依頼頂き出張査定にお伺いしました。

ジャズ中心にLPとCD、CDは出始めの頃からご購入されていたそうで旧規格(初期盤とも呼ばれます)も多数ありました。

旧規格を見分けるポイントの一つがカタログナンバーです。最初の2桁の数字が定価を示していて、「35DP~」だと」定価3,500円です。今に比べてずいぶん高いですね。

さらなる見分けポイントとして、「金レーベル」というものがあります。普通、CDの記録面は銀色ですが、金レーベルは文字通り金色なのです。同じカタログナンバーでも、金レーベルのほうが相場が良い傾向があります。
ただし落とし穴がありまして、CDには「ブロンズ化」というものもあります。これはもともと銀色だった記録面が経年劣化により黄ばんでしまうもので、ぱっと見には金レーベルと似た色合いになります。ブロンズ化を起こしたCDは再生できなくなります。余談でした。

他にもジャズのCDがたっぷり、ほとんどが国内盤です。もったいないことに全て帯は処分されたとのこと。確かに初期盤は帯が箱型だったりシールタイプだったりで置いておくのは面倒なものですが、帯があればな…というものも結構ありました。

他に、安く出回っているJ-POPなどもありましたがジャズの方でまずまずの金額が出ました。

LPも100枚弱、ジャズ国内盤を中心に、ロックの名盤もちらほらと。ただ、やはり帯がないのです。何回書いてるんだ、と怒られるかもしれませんが、帯は重要なのです。純粋なリスナー目線としては、せっかくのジャケットデザインを邪魔する帯は「このッ」と捨ててしまいたいものですが、コレクター目線ではこれが大事なのです。


他にクラシックの全集ものCD、機器類も、相場は良くないながらなるべくお値段を付けさせていただきました。合計金額は36,500円となりました。お時間を頂きましたが、おかげ様でいい金額を出すことができました。誠にありがとうございました。