ロックンロールの誕生と普及に大きく貢献し、史上最も成功したソロアーティストとしてギネスに認定されているエルヴィス・プレスリー。
後進のアーティストに多大なる影響を与え、「キング・オブ・ロックンロール」とも称されています。
極貧の幼少時代から一気にスーパースターにまで上り詰めたことからアメリカンドリームの象徴であり、ザ・ビートルズやボブ・ディラン、フレディ・マーキュリーなど、後に音楽シーンで大活躍するアーティスト達の憧れでもありました。
今回は、そんなエルヴィス・プレスリーの高価買取レコードを解説とともにご紹介していきます。
目次
高価買取レコード①：闇に響く声
1958年に公開された映画「闇に響く声/King Creole」のサウンドトラックです。
ミュージシャンが主演し、かつ作中で歌う（ミュージカル）という新たなショウビジネスの形態を作り出しました。
出演した映画作品は32作品で、その全てが主演という驚異的な記録を残しています。
エルヴィス・プレスリーが演じた役柄の中で、一番のお気に入りの役柄がこの「闇に響く声」で演じたダニー・フィッシャー役だそうです。
・型番：SCP-1244
・備考：ペラジャケコンパクト盤
・上限買取価格：￥10,000
高価買取レコード②：ブルー・ハワイ
1961年に公開された映画「ブルー・ハワイ/Blue Hawaii 」のサウンドトラックです。
映画「ブルー・ハワイ/Blue Hawaii 」はエルヴィス・プレスリーの代表作で、1961年のローレル賞ではミュージカルのカテゴリーで4位を受賞しました。
また作品を通じ、オリジナルカクテルの誕生やアロハシャツの普及にも一役買ったようで、ハワイアンの間ではエルヴィス・プレスリーのことを「キング・オブ・アロハ」と呼ぶようです。
作中では14曲も歌うので、ファンにはたまらない逸品ですね。
・型番：SHP-5026
・付属品：台形変形帯
・備考：ペラジャケ
・上限買取価格：￥20,000
高価買取レコード③：エルヴィス・プレスリー・クリスマス・アルバム
1957年に発表されたアルバムで、アメリカだけでの現在までの売り上げが1400万枚に到達するほど、長期に渡って売り上げが好調な作品です。
しかし当時は、収録曲の「ホワイト・クリスマス」は、神を冒涜する歌唱だと全米やカナダで放送禁止とするラジオ局が相次ぎ、社会問題にもなったようです。
同曲を流したDJは、即刻解雇にもなったとか…。
カナダのCKWS局では、このアルバムをかけっぱなしにして、リスナーに意見を電話で聞かせてほしいと伝えたところ、電話をしてきたリスナーの93％が同アルバムの放送に賛成したそうです。
・型番：LS-5038
・備考：ペラジャケ
・上限買取価格：￥20,000
高価買取レコード④：ラヴ・ミー・テンダー
1956年に発表した楽曲で、エルヴィス・プレスリーの初主演映画「やさしく愛して」の主題歌として制作されました。
原曲は19世紀アメリカ大衆歌謡の「オーラ・リー」で、ビルボード誌のチャートでは5週連続1位と大ヒットを記録します。
甘くて色気のある歌声は、当時の女性ファンを魅了したことでしょう。
（石原さとみ主演のドラマ「高嶺の花」の主題歌としても使用されていましたね）
・型番：LS-548
・備考：10インチ
・上限買取価格：￥50,000
高価買取レコード⑤：エルヴィスが帰って来た
当時のアメリカでは徴兵制を施行しており、エルヴィス・プレスリーは1958年から1960年まで、西ドイツにあるアメリカ陸軍基地で一兵士として勤務をしています。
満期除隊後の1960年に発表したアルバムが「エルヴィスが帰って来た」です。
ダブルドラムを初めて導入した録音で、以降68年まで多くの曲がダブルドラムで録音されました。
ちなみにダブルドラムという手法をレコーディングに導入したのは、エルヴィス・プレスリーが初めてです。
1999年にはアップグレイド盤として、6曲が追加されて全18曲でまとめられました。
・型番：SLS-5043
・製造国：日本
・付属品：帯
・備考：ペラジャケ、ステレオ盤
・上限買取価格：￥250,000
エルヴィス・プレスリーのレコードを買取致しました
当店で実際に買取させていただいたエルヴィス・プレスリーのレコードで高額になったものをご紹介しています。
まとめ
今回はエルヴィス・プレスリーの高価買取レコードについて、発表当時の背景と共にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？
最後にご紹介した「エルヴィスが帰って来た」などは、買取価格が数十万と圧倒的でしたね。
ただ、ご注意頂きたい点がありまして、レコードは状態や相場状況によって買取価格が変動します。
あくまでも参考程度にお考えいただくようお願いいたします。
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