「ブルーノート」というジャズレーベル、ジャズ好きやレコード好きなら必ず知っている名前でしょう。
いろんな買取サイトでも高価買取と紹介されていますね。
ブルーノートのレコードはやはり高価買取が期待できるものですが、製造国によって買取相場はだいぶ変わります。
一番高いのは本国アメリカで製造されたUSオリジナル盤ですが、手持ちのレコードの中の1枚がたまたまオリジナル盤だった、という確率は低いものでしょう。オリジナル盤レコードは昔から高いものなので、よほど熱心なファンでないと手が出ません。
とはいえ、国内盤には国内盤の良さがあり、平均的に良い買取価格が期待できます。
今回は多くの方がお持ちであろう、ブルーノートの国内盤レコードについてお話します。

ブルーノート国内盤レコードの魅力とは

そもそも国内盤とは

ブルーノートはアメリカのレコード会社ですが、日本からブルーノートの作品を発売するにあたっては、音源だけをアメリカから取り寄せ、日本国内でレコード盤やジャケットが製造されます。
帯が付いていなくても、ジャケット裏面などに「MADE IN JAPAN」と書いてあったりするので見分けがつきます。

ブルーノート国内盤レコードの魅力その1:帯

ジャズに限らずロックなど人気ジャンル全般に言えることですが、国内盤レコードの価値のなかで帯が占める割合はけっこう大きいものです。
ブルーノートのおしゃれなジャケットデザインを邪魔してしまうようにも思えるのですが、見慣れない文字が書いてある帯は海外のファンにも受けが良いのです。

ブルーノート国内盤レコードの魅力その2:品質

国内盤のレコードは、世界的にみても高い品質です。
輸入盤のレコードだと新品状態でも小さな凹凸があったり、ホコリが付きやすいこともあるのですが、国内盤のレコードでプレスミスがあることは稀です。

ブルーノート国内盤レコードの魅力その3:ライナー

解説書きのことです。「インサート」とも呼ばれますね。
ネットのない時代にはアーティストの情報を知る貴重な手段であったことでしょう。
「帯」と「ライナー」、これが揃って完品となるので重要です。

ブルーノート国内盤には2種類ある

ブルーノートの国内盤レコードには、大きく分けて「東芝」から発売されたレコードと、「キングレコード」から発売されたレコードと2種類あります。

時系列だと下記のようになります。
1967年に東芝から初めて国内盤が発売。この時はアメリカから輸入した再発レコードに帯、ライナーをつける形でした。

1977年頃にキングレコードへ発売権が移行

1983年に東芝に発売権が戻る

キングレコードからの発売期間が圧倒的に短いですね。
ジャズ愛好家からは「東芝盤」「キング盤」と呼ばれ、音の違いを楽しまれる方もいるようです。音の違いについてですが、一応こんな風に言われています。

・東芝盤…マスターテープの音を忠実に再現しており、全体的にバランスよく広帯域で鳴る。
・キング盤…オリジナル盤の音を忠実に再現しており、音に厚みがあり、特に中域を厚めにしている盤が多い。

キング盤を好まれる方が多いようですが、違いを味わい楽しめるというのが粋ですね。

ブルーノート国内盤レコードの買取について

さて、ブルーノートの国内盤レコードの買取事情はどうなのでしょうか?
ジャズの中でもレコードの価格はピンからキリまでですが、ここに「ブルーノートの国内盤のみ」という条件が加わると、買取の「平均点」が上がります。1枚当たりの買取価格をみると「ふーん」といった感じですが、安定して何百円、帯があればさらに値段のつくものがごろごろ出てくる、という具合になります。その中でレアなものにはプラスが付くので、まとまると結構な額になります。

ブルーノートのアーティスト一覧

・マイルス・デイヴィス
・セロニアス・モンク
・アート・ブレイキー
・ホレス・シルヴァー
・ジミー・スミス
・ジョン・コルトレーン
・リー・モーガン
・ハービー・ハンコック
・グラント・グリーン
・ジャッキー・マクリーン
・ウェイン・ショーター
・カーティス・フラー
・ドナルド・バード
・ティナ・ブルックス
・ケニー・ドリュー

etc…

まとめ

今回はジャズの名門レーベル「ブルーノート」の国内盤レコードについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
思っている以上に帯の存在が重要だったり、発売元によって音の違いがあり、ジャズのレコードの楽しみ方は多様です。
もし、お手元に聴かなくなったブルーノートの国内盤レコードがあれば、ぜひTU-Fieldにご相談ください。
TU-Fieldでは不要になったレコードや、オーディオ機器などの音楽関連の買取をおこなっています。
CDやダウンロードでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく【買取】を選んでいただけると嬉しいです。
コロナウイルス対策のため、持ち帰り査定などもおこなっています。
【遺品整理】【生前整理】【断捨離】などのお手伝いも、お気軽にご相談ください。