CDが日本で産声をあげたのは、さかのぼること38年前の1982年。そろそろ不惑なんですね。
タイトルにもある「初期盤CD」とは、CDが出始めたころのものを指します。「旧規格」とも言われることがあります。
当初は「レコードよりも音質がよく、ノイズがないニューメディア」として扱われ、レコードよりも価格が高く設定されていました。CDプレーヤーも最初は高価だったので、購入する人があまりいませんでした。
そのせいもあってか、希少になっているタイトルが多くあります。買取価格が数万円にもなるような作品もあり、CDコレクターたちも血眼になって探している幻の一枚というものまで存在します。
聴かなくなったCDの処分をする前に、このコラムをご一読いただけたら幸いです。

初期盤CDの特徴

「初期盤」「旧規格」の名の通り、現行の規格より以前の規格となっています。
その特徴について、ここではお伝えしていきます。
お手元のCDをチェックしてみてくださいね。

初期盤CDの特徴その①:定価が高い

現在では3000円程度、再発なら2,000円以下で購入できるCDですが、初期盤CDはデジタル録音の音源によるものが3,800円、アナログ録音の音源によるものが3,500円でした。
レコードは当時2000円ほどで購入できたので、もはや高級品とも言えるレベルですね。
1989年より消費税が導入されているので、CDに記載されている定価で初期盤かどうかを見分けることも可能です。

初期盤CDの特徴その②:箱帯仕様

名前の通り、箱の形状でCDケースにはめ込む仕様の帯です。
はめたままだとCDケースを開けることができないので、捨てられることが多い箱帯ですが、だからこそCDコレクターからは珍重されています。
レコード同様に帯の有無で買取価格に影響がでますので、もしあれば丁寧に保存しておくことをオススメします。

初期盤CDの特徴その③:シール帯

1980年代は様々なタイプの帯があり、このシール帯はCDケースに直接貼る仕様となっています。こちらも残っていることが珍しいものです。丁寧に保存をしておいてくださいね。

初期盤CDの特徴その④:38D、35D品番

数字の38と35は前述した定価(38→3,800円、35→3,500円)を表しています。
CDの背などに記載があるはずなので、この品番でも初期盤かどうかが確認できると思います。
ちなみに邦楽で初めてCD発売されたのは大瀧詠一「ア・ロング・バケイション」(品番:35DH-1)です。
初期盤CD背表紙

「幻の一枚」と言われている初期盤CD

この幻の一枚ですが、実は誰もが知っている作品なんです。
あのビートルズのアルバム「アビイ・ロード」で、メンバーが横断歩道を渡っているジャケットは、誰もが知っていますよね。
レコードは1969年に発表され、全世界で3100万枚以上の売り上げを記録しました。
そして、1983年にCDが発売されたのですが、本国の許可を取っていないことを理由に、即刻回収をされてしまったのです。
余談ですが、このCDの音に使われたのは「プロユースシリーズ」という、高音質をうたったレコードです。
この一瞬しか市場に出回っていない「アビイ・ロード」の初期盤CDは、その希少性から数万円の買取価格となり、CDコレクターが見つけたら一瞬でモノにするレベルの作品となっています。

まとめ

今回は初期盤CDについてお話してきましたが、いかがでしたか?
たかが古いCD、されど古いCDで本当に軽視できない案件だと思います。
「でも、聴かなくなったCDのチェックは面倒くさい」というアナタは、ぜひTU-Fieldにご相談ください。
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