イギリス発のグラムロック、ハードロックを代表するバンドの1つでもあるモット・ザ・フープル。グラムロックの全盛期を支えた彼らの経歴やおすすめ楽曲、そして彼らがこれまでにリリースしたレコードの買取相場を本日はご紹介致します。
目次
モット・ザ・フープルについて
1968年に結成されたモット・ザ・フープルは、元々サイレンスというバンドを前身としています。メンバーやプロデューサーの変遷を経て、1969年にモット・ザ・フープルとしてデビューを果たしました。デビュー当初からライブには一定の評価があったものの、バンドのセールスとしてはなかなか鳴かず飛ばずとなっており、実は一度バンドは解散を決意しています。しかし当時イギリスで全盛であったグラムロックの第一人者、デヴィッド・ボウイがそれをひどく惜しみ、彼らに楽曲を提供することでバンドの解散を阻止した形となりました。結果彼が提供した「すべての若き野郎ども」はモット・ザ・フープルの最大のヒットソングともなり、それを足掛かりにバンドはグラムロックシーンを代表するアーティストへと成長を遂げました。
モット・ザ・フープルの高価買取レコード
| タイトル | 参考買取価格 |
|---|---|
| すべての若き野郎ども（帯付きLP：ECPL-56） | 2,000円 |
| ホナルーチー・ブギー（EP：ECPB-242） | 1,000円 |
| ロックン・ロール・クイーン（赤黒帯LP：ICL-45） | 1,000円 |
| ブレイン・ケイパーズ（赤黒帯LP：ICL-15） | 1,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。
モット・ザ・フープルの人気曲
All the Young Dudes
先述の通り、デヴィッド・ボウイによって提供されたモット・ザ・フープル最大のヒット曲。グラムロックという1ジャンルのシーンだけでなく、ロックの歴史からみても燦然と輝く名曲として、今なお多くの音楽ファンに愛されて続けている曲ともなっています。
ティーンの賛歌、グラムロックの賛歌とも呼ばれるこの曲は、同名のアルバムに収録の1曲。また後にこの曲名と同じタイトルでモット・ザ・フープルの歩みを描いたドキュメンタリー映画も制作されており、彼らといえばこの曲、というイメージが実に大勢の人々に浸透しているかがわかるようになっています。その影響はここ日本でも色濃く反映されており、この曲の日本人版を作りたい、という意向で制作されたのが、日本のグラムロックシーンを代表するバンドTHE YELLOW MONKEYの大名曲「JAM」であるとも言われています。
Sweet Jane
原曲はヴェルヴェット・アンダーグラウンドによって発表されたものである、これまた世界中のロックファンに長年愛され続けているこの曲。ルー・リードが頻繁に自身のライブで披露していることでも知られていますが、実はモット・ザ・フープルによるカバーバージョンも多くの人に人気のものとなっています。
こちらも先述のアルバム「すべての若き野郎ども」に収録されており、のちにシングルカットもされている1曲です。軽快で軽やかなサウンドは老若男女を問わず大勢に支持されるようなものとなっており、そこからこの曲が絶大な人気を誇った理由がうかがえるような気もしますね。
Roll Away The Stone
彼らのヒット曲の1つでもあるこの曲は、いわゆるグラムロックの煌びやかなポップさとプログレッシブロックのキャッチーさがほどよく織り交ざったメロディやフレーズが聴く者の心を掴む1曲ともなっています。華やかな女性コーラスやどこか艶のあるギターリフなども印象的で、聴く人の心にストレートに元気を与えてくれるような音楽なのではないでしょうか。
Honaloochie Boogie
「すべての若き野郎ども」に次ぐモット・ザ・フープルの代表曲ともなっているこの曲。シングルリリース時のインタビューでは、この曲の作者であるイアン・ハンターは様々なロックバンドに多大な影響を及ぼしてきたチャック・ベリーからの影響について語っています。
また実は当時デヴィッド・ボウイからモット・ザ・フープルへ「ドライヴ・インの土曜日」という曲の提供が打診されていたのですが、この曲のヒットを理由にバンド側はその曲の提供を断っていたのだそう。数年前に日本でリリースされた世界初のモット・ザ・フープルのトリビュートアルバムでは、THE YELLOW MONKEYがこの曲のカバーをしています。
まとめ
本日はモット・ザ・フープルの楽曲や経歴、そしてレコード買取相場をご紹介しました。これを機に、ぜひ彼らの残した素晴らしいサウンドに触れてみて下さいね。
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