ラジオ局や小売店へ宣伝するために配布されるプロモ盤。
当時は店頭に並ぶことはなかったため、正規のレコードよりレア度が高くなります。
その中でも、レコードコレクターを唸らせる、超レアなプロモ盤も存在します。

プロモ盤とは

前述したように宣伝をしてもらうために配布されたレコードのことで、
レコードレーベルに「見本盤」とか「PROMOTION COPY. NOT FOR SALE.」といった記載があるので、すぐに通常盤と見わけがつきます。

宣伝としての役割はもちろんですが、市場調査というのも兼ねています。
ラジオ局などでのリクエストの状況や評判を集めて、レコードを正式に販売するか否か、販売するなら枚数はどのくらいプレスするのか、などの判断材料にもなっているのです。

例えば、松田聖子「風立ちぬ」のプロモ盤シングルには通常盤とはうモノラルバージョンが収められていてレアな一品になっています。大瀧詠一作曲というのもマニア人気を高めているのでしょう。

ジャケットデザインに関しても、プロモ盤がそのまま採用されないこともあり、ここでも「市場には出回っていないジャケットデザインのレコード」が誕生します。

このようにプロモ盤は、元々の希少性の高さに加えて、レア度が高まる可能性を秘めており、そこが人気の理由となっています。

「市場には出回っていないバージョンが収録されているレコード」
「市場には出回っていないジャケットデザインのレコード」

など、コレクター魂をうずかせる要素があるのがプロモ盤です。

通常盤とプロモ盤で買取価格を比較すると…

では、実際に通常盤とプロモ盤では、買取価格はどのくらい違うのか気になるところですよね。
こちらでは、例としてプロモ盤と通常盤で買取価格の違うレコードを一部ご紹介いたします。
前述した「バージョン」「ジャケットデザイン」の違いに加え、
「タイトル」の違いなどもあるのが、プロモ盤の面白いところです。例えば中島みゆきの「こんばんわ」はプロモの時点では「こんばんは」という表記でした。

タイトル通常盤買取相場プロモ盤買取相場ココが違う
中島みゆき「こんばんは」100円1000円タイトル
松田聖子「風立ちぬ」10円10,000円バージョン
川島なお美「シャンペンNo.5」100円10,000円ジャケット写真

※付属品や状態、相場状況で価格は変動します。
必ずこの価格での買取になるというわけではありません。

まとめ

今回はプロモ盤の解説とともに、高価買取が見込める作品も合わせてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
レコードコレクターが夢中になる理由がわかっていただけたかと思います。

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
もしかしたらご紹介したようなプロモ盤が眠っているかもしれません。プロモ盤をお持ちの方はぜひご相談ください。