クレイドル・オブ・フィルス(Cradle of Filth)のレコード買取相場は、英国オリジナルプレスや限定カラーヴァイナル、ピクチャーディスクは通常の再発盤と比べて数倍以上の価値がつくケースも珍しくありません。
「実家の棚にあったが何の盤かわからない」「まとめて査定してほしい」というご相談も、どうぞお気軽にお声がけください。
当店TU-Fieldの査定実績と市場動向をもとに、15作品以上の買取価格目安と英国オリジナル盤・限定盤の見分け方、高く売るコツを専門店の視点からお伝えします。
この記事でわかること
- クレイドル・オブ・フィルスのレコード買取相場(主要15作品以上の価格目安)
- 英国オリジナル盤と再発盤の価格差と見分け方
- ピクチャーディスク・カラーヴァイナル・限定盤の査定ポイント
- シンフォニックブラックメタルのコレクター市場と価値の背景
- 高く売るための5つのコツと査定前チェックリスト
クレイドル・オブ・フィルスとは|英国シンフォニックブラックメタルの先駆者
クレイドル・オブ・フィルス(Cradle of Filth)は、1991年にイギリス・サフォーク州で結成されたエクストリームメタルバンドです。ヴォーカリストのDani Filth(本名Daniel Lloyd Davey)を唯一の不動のメンバーとして、30年以上にわたって活動し続けています。
バンドの音楽スタイルは「シンフォニックブラックメタル」と表現されることが多いですが、ゴシックメタル・ブラックメタル・ブラックンドデスメタルと、時代によって表情を変えながら進化してきました。ノルウェー勢の第二波ブラックメタルとほぼ同時期に台頭した点は共通しながらも、英国ならではの文学的・ゴシック的な世界観と、クラシック音楽の壮大さを融合させた独自路線が際立ちます。
日本でも熱心なファンベースを持ち、特に1990年代後半から2000年代初頭の来日公演を機にコレクターが増加しました。初期Cacophonous Records時代のUKオリジナル盤は現在でも世界中のコレクターが求める存在です。
結成から現在まで|バンドの歩みとディスコグラフィー
1991年の結成後、1994年にデビューアルバム「The Principle of Evil Made Flesh」をCacophonous Recordsからリリース。当初からオーケストラル・キーボードを大胆に導入した作風で、ブラックメタルの文脈では異色の存在でした。
転換点となったのは1996年の「Dusk and Her Embrace」です。前作のデモから磨き上げられたゴシックとシンフォニックの融合が完成し、英国メタルシーンで一気に注目を浴びる作品となりました。続く1998年の「Cruelty and the Beast」はMusic for Nationsからリリースとなり、よりメジャーな流通網を通じて世界に広まります。
2000年代に入るとRoadrunner Recordsへの移籍によりさらに認知度が上昇。2004年の「Nymphetamine」は全英チャートに入るほどの商業的成功を収めました。その後もNuclear Blast(2015〜)、Napalm Records(2024〜)と移籍を重ねながら、最新作「The Screaming of the Valkyries」(2025年)まで精力的に活動を継続しています。
店主からひとこと
クレイドル・オブ・フィルスは、ブラックメタルコレクターとゴシックロックファンの両方から問い合わせをいただく珍しいバンドです。Cacophonous時代の初期盤は「プレスが少なく状態の良いものが本当に出てこない」という希少性があって、見つかれば確実に値がつきます。「父親がメタルファンだった」という遺品整理のご相談で出てくることもあって、そういう場合は特に丁寧に査定するようにしています。
コレクターが注目するメンバー変遷とラインナップ
バンドの歴史を通じて唯一の不動メンバーはDani Filth(ヴォーカル)だけです。それゆえ、どの時期のラインナップによる録音かが、コレクター価値を左右します。
特に価値が高いのは、ドラマーのNicholas Barker在籍時期(1993〜1999年)の作品群です。The Principle of Evil Made Flesh、Dusk and Her Embrace、Cruelty and the Beastの3作品がこれにあたります。Barkerは高い技術と表現力で知られ、この時代のサウンドの核を担いました。
また、ギタリストとして長く在籍したPaul Allender(1999〜2014年)の参加以降、ヘヴィさとメロディの両立が進んだと評価されています。現在のラインナップはDani Filthを中心に、ギタリストのRichard Shaw、ドラマーのMarthusらが支えています。
コレクター視点では、メンバー構成の変化と音楽的な転換点が重なる1996〜1998年の作品が特に注目されます。Cacophonous Records最後期にあたるこの時期の盤はプレス数も限られており、状態の良いものは市場でも希少です。
クレイドル・オブ・フィルスのレコード買取相場|主要15作品の価格表
クレイドル・オブ・フィルス|買取相場サマリー
Dusk and Her Embrace(1996年Cacophonous UK初期盤)
5,000〜20,000円
The Principle of Evil Made Flesh(1994年UK初期盤)
5,000〜18,000円
Cruelty and the Beast(1998年Music for Nations UK盤)
3,000〜10,000円
※英国オリジナルプレス・盤面VG+以上を前提とした目安。状態により変動します。
当店TU-Fieldの査定実績と市場動向をもとにまとめた買取参考価格です。英国オリジナル盤はリマスター再発盤と比べて大幅に価値が異なります。お手持ちの盤の製造国・レーベル・カタログ番号を事前にご確認いただくとスムーズです。
初期作品(1994〜1998年)の買取相場
Cacophonous Records時代の初期作品群です。この時代のUKオリジナルプレスはプレス枚数が限られており、状態の良いものは特に高値がつきます。レーベルの刻印やマトリクス番号の確認が重要です。
- The Principle of Evil Made Flesh1994年 Cacophonous Records UK初期盤(NIHL 1LP)5,000〜18,000円
- The Principle of Evil Made Flesh近年の再発盤(2010年代以降)500〜2,000円
- V Empire or Dark Faerytales in Phallustein1996年 Cacophonous Records UK初期ミニアルバム3,000〜10,000円
- Dusk and Her Embrace1996年 Music for Nations UK初期盤5,000〜20,000円
- Dusk and Her Embrace限定カラーヴァイナル(クリアまたはスモーク)8,000〜25,000円
- Dusk and Her Embrace国内盤(帯付き)1,500〜5,000円
- Dusk and Her Embrace近年の再発盤500〜2,000円
- Cruelty and the Beast1998年 Music for Nations UK初期盤3,000〜10,000円
- Cruelty and the Beast2019年 Remixed & Remastered 2LP(通常盤)1,000〜3,000円
- Cruelty and the Beast2019年 Remixed & Remastered 限定カラー2LP2,000〜6,000円
買取価格に関するご案内
記載の価格は盤面コンディション・付属品の有無・市場動向によって変動し、記載より安くなる場合もございます。正確な査定額については当店までお問い合わせください。
中期〜後期作品(2000〜2024年)の買取相場
Roadrunner Records移籍後の商業的ピーク期から最新作までの作品群です。Nymphetamine(2004年)とMidian(2000年)は特に人気が高く、Music for Nations時代の初期プレスは高値を保っています。
- Midian2000年 Music for Nations UK初期盤3,000〜10,000円
- Midian近年の再発盤500〜2,000円
- Bitter Suites to Succubi2001年 Abracadaver UK盤(ミニアルバム / EP)2,000〜6,000円
- Damnation and a Day2003年 Sony Music UK初期盤1,500〜5,000円
- Nymphetamine2004年 Roadrunner Records UK初期盤2,000〜8,000円
- Nymphetamineピクチャーディスク版3,000〜10,000円
- Thornography2006年 Roadrunner Records UK盤1,500〜5,000円
- Godspeed on the Devil’s Thunder2008年 Roadrunner Records UK盤1,500〜4,000円
- Hammer of the Witches2015年 Nuclear Blast 初期プレス1,000〜3,000円
- Cryptoriana – The Seductiveness of Decay2017年 Nuclear Blast 限定カラーヴァイナル1,500〜4,000円
- Existence Is Futile2021年 Nuclear Blast 限定盤1,500〜4,000円
- The Screaming of the Valkyries2025年 Napalm Records 初期プレス1,000〜3,000円
英国オリジナル盤と再発盤の価格差を徹底解説
クレイドル・オブ・フィルスのレコード買取において、「英国オリジナル盤か再発盤か」は査定額を大きく左右する最重要ポイントです。
具体的な例を挙げると、Dusk and Her Embrace の場合、1996年 Music for Nations UK初期盤は5,000〜20,000円の評価になりますが、2010年代以降に各社からリリースされた再発盤は500〜2,000円程度。実に10倍近い価格差になることがあります。この差は主に以下の要因から生じています。
まず希少性です。1990年代のCacophonous Records時代は小規模レーベルからの発売で、プレス枚数が数百〜数千枚程度に限られていました。対して2010年代以降の再発盤は需要に応じて何万枚でも製造できます。次に音質と雰囲気の問題があります。アナログコレクターの間では「オリジナルプレスの方が音が生々しく当時の空気がある」という評価が根強く、再発盤との差別化の根拠となっています。
オリジナル盤の見分け方としては、レーベル面の刻印(NIHL = Nihil / Cacophonous の略号など)とマトリクス番号(溝の内側に刻まれた手書き or スタンプの文字列)が最も確実です。カタログ番号はDiscogsのデータベースと照合することで真偽を確認できます。
ピクチャーディスク・カラーヴァイナル・限定盤の査定ポイント
クレイドル・オブ・フィルスはピクチャーディスクや限定カラーヴァイナルのリリースが多く、通常盤と並行して様々なフォーマットが存在します。コレクター市場では限定盤の希少性がそのまま価格に反映されるため、査定前に保有フォーマットを正確に把握することが重要です。
特に価値が高いのは以下のフォーマットです。
初期リリースのカラーヴァイナル
Cacophonous時代のクリア盤・スモーク盤・カラード盤は発行枚数が極めて少なく、状態良好品は通常盤の2〜5倍以上の評価になることがあります。
Nymphetamineのピクチャーディスク
2004年のRoadrunner時代にリリースされたピクチャーディスク版は現在でも人気が高く、盤面保護シリコン製スリーブの有無が査定に影響します。
Nuclear Blast時代のバンドル盤
2015年以降のNuclear Blast経由リリースでは、フォールドアウトスリーブ・ブックレット・ステッカー入りの特別仕様セットが多数存在します。付属品の有無が査定額を左右します。
ピクチャーディスクは音質面では通常盤に劣るとされますが、コレクター市場では「所持品としての価値」が高く評価される傾向があります。ジャケット・ライナーノーツ・インナースリーブがすべて揃った状態で査定に出すと評価額が上がります。
シンフォニックブラックメタルのレコード市場|コレクター需要と価値の背景
クレイドル・オブ・フィルスのレコードが一定の価値を保ち続ける背景には、シンフォニックブラックメタルというジャンルのコレクター需要があります。
一般的なヘヴィメタルのコレクター市場と異なり、ブラックメタル系は「初期の地下流通盤を所有すること自体がステータス」という価値観が根強いジャンルです。Cacophonous Records時代のプレスは当時の限られた流通網でのみ販売されたため、現在でも状態の良い個体が市場に出ることは稀です。
また、クレイドル・オブ・フィルスはノルウェーのブラックメタルバンドとは異なり、英国独自の「ヴィクトリア朝ゴシック」的な世界観を持っているため、ゴシックロック・ダークウェーブのコレクターからも関心を持たれる点が特徴的です。これにより買取価値の底上げにつながっています。
2020年代のアナログブームにより、若い世代がブラックメタルのLPを初めて探し始めるケースも増えています。「ストリーミングで聴いていたが実物のレコードが欲しい」という需要が加わり、Roadrunner期やNuclear Blast期の比較的新しいタイトルも需要が増しています。
メロディックスピードメタル(ジャーマンメタル)のレコード買取相場はこちら
クレイドル・オブ・フィルスのレコードを高く売る5つのコツ
同じ盤でも、査定に出す前のひと手間で評価額が大きく変わることがあります。以下の5つのポイントを押さえておきましょう。
- プレス情報をDiscogsで事前確認する
- 盤面を清潔に保ち、傷・カビを確認する
- 付属品をすべて揃える
- 複数枚まとめて売る
- 専門店を選ぶ
査定前に確認したい盤面・付属品チェックポイント
査定をスムーズに進めるために、事前に以下のチェックリストを確認してください。特に初期プレスは盤面の状態が価値に大きく影響します。
- レーベル面の確認Cacophonous Records / Music for Nations / Roadrunner Records など、リリース元レーベルとカタログ番号をメモしておく
- マトリクス番号の確認溝の内側に刻まれた文字・数字を確認(手書きか刻印か)
- 盤面の状態確認傷・カビ・反り・汚れの有無。蛍光灯の下で斜めから確認するとわかりやすい
- ジャケット状態シワ・折れ・変色・書き込みの有無
- 付属品の確認インナースリーブ・ライナーノーツ・ポスター・ブックレット・ステッカー等の有無
- 日本盤の場合帯(オビ)の有無。帯ありと帯なしでは査定額に差が出ることがある
当店TU-Fieldのクレイドル・オブ・フィルスレコード買取サービス
当店TU-Fieldは大阪市都島区を拠点とする、レコード・オーディオ機器の専門買取店です。ハードロック・ヘヴィメタル・エクストリームメタル系のレコードに精通したスタッフが、クレイドル・オブ・フィルスのレコードを適正価格で査定します。
初期Cacophonous盤の真贋判定から、ピクチャーディスク・限定カラーヴァイナルのフォーマット確認まで、専門知識に基づいた丁寧な査定をお約束します。「1枚だけど査定してほしい」というご相談も、「100枚以上のコレクションをまとめて」というご依頼も、どちらもお気軽にご連絡ください。
TU-Fieldの3つの買取方法を徹底比較
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店舗所在地
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クレイドル・オブ・フィルス以外のブラックメタル・ゴシックメタルも一緒に売れる?
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まとめ
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クレイドル・オブ・フィルスのレコードは、クレイドル・オブ・フィルスのレコード買取においてCacophonous Records時代のUKオリジナル盤が特に高い評価を受けます。Dusk and Her EmbraceやThe Principle of Evil Made Fleshの初期UK盤は5,000〜20,000円程度が目安で、限定カラーヴァイナル・ピクチャーディスクはさらに高値になることもあります。
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