現在、日本国内のみならず海外でも人気のあるシティポップ。
このシティポップの代表格である山下達郎と竹内まりや夫妻は、海外ではシティポップの王様&女王様と称され、かなりの人気を博しています。日本のレコードを買うためにはるばる来日する方もいます。
相場が上昇しているタイトルも多くあり、20年くらい前までセールコーナーで売られていたようなレコードが今や10倍くらいの販売価格になっていたりします。
今回はシティポップについて解説するとともに、レコードの買取相場なども解説していきます。
お手元にシティポップのレコードがないか、チェックしてみてくださいね!

シティポップはなぜこんなに注目されているのか

シティポップが注目されたきっかけは、レコードとは真逆のストリーミングやYouTubeなどの動画配信サイトが火付け役です。
1980年代~1990年代の音楽をサンプリングし、エフェクトを重ねていく手法の音楽(ヴェイパーウェイヴ)がネット上で誕生し、それに多く使用されていたのが、日本のバブル期を想起させる素材でした。
素材探索の結果、シティポップと日本のアニメの親和性が見い出され、前世紀の日本のアニメを観た海外の人の中でも人気が高まっていきました。
そして元ネタとなるシティポップも人気となり、特に竹内まりやの「プラスティツク・ラブ」は世界中から何百万回の再生数を記録するほど注目されました。

シティポップを代表するアーティストなど

普段でしたら買取の参考価格をご紹介するところですが、リアルタイムで需要が上がっていることもあり、「この金額です」というのが書きにくくなっています。シティポップに関してはその時出せる精いっぱいで買取させていただきますので、ぜひご相談ください。

・山下達郎

音楽づくりに対するこだわりと独自の制作姿勢から「音の職人」とも称され、レコーディングでは全ての演奏を1人で行っている楽曲もあるほどです。
とはいえソロを始めてからの数年は苦しみの時期でした。先駆者はリアルタイムではただの異端です。我が道を突き進まんとする山下達郎の音楽が受け入れられるには時間がかかりました。
そんな不遇の時代、1977年に発表したアルバム「SPACY」は、直近の10年で相場が2倍近くに高騰するなど、そのほかの作品も相場が上昇しているものが沢山あります。

・竹内まりや

竹内まりやは、もともと山下達郎や大貫妙子が所属していたバンド「シュガー・ベイブ」のファンで、デビュー後にアレンジャーとして起用されたのが山下達郎でした。
王様と女王様は出会うべくして出会ったわけですね。
結婚と同時に作詞家、作曲家として活動も始め、多くのアーティストへ楽曲を提供し、数々のヒット作を生み出しています。

・大瀧詠一

日本語ロックを構築したバンド「はっぴいえんど」のメンバーのひとりで、解散後はソロ活動や作詞家、作曲家として楽曲の提供を行っています。
70年代は趣味性の強い作品が多くあまり売れませんでしたが、80年代に入って「A LONG VACATION」を発表、徐々に売り上げを伸ばし1年間で100万枚を売り上げました。
シングル「ペパーミント・ブルー」は、買取価格数万円が狙える可能性もあります。

・大貫妙子

山下達郎と共にバンド「シュガー・ベイブ」で活動し、解散後はソロ活動や作詞家、作曲家として多くのアーティストに楽曲提供を行っています。
またCM曲も多く手掛けています。

・荒井由実

1980年代後半から1990年代半ばにかけて、オリジナルアルバム7作連続のミリオンセラーという前人未到の記録を持っています。
バブル期には「若者のカリスマ」「恋愛の教祖」と称され、シーンが目に浮かぶようなドラマティックな詞で、若い女性たちを魅了しました。
松任谷正隆と結婚後は松任谷由実となりますが、人気が高いのは荒井由実時代の初期です。デビューシングル「返事はいらない」は、買取価格数万円の見込みがあります。

ナイアガラ・レーベル

大瀧詠一が立ち上げたレコード会社です。ファーストリリースは山下達郎と大貫妙子所属のシュガー・ベイブのアルバムとシングルでした。

シティポップのレコード買取事例

当店で実際にシティポップや和モノのレコードを買取させていただいた事例を紹介しています。

【出張買取】大阪府河南町にてシティポップなどレコードを買取いたしました

【宅配買取】三重県津市からシティポップなどレコードを買取致しました

【宅配買取】東京都江東区のお客様から佐井好子などレコードを買取致しました

【店頭持ち込み買取】堺市のお客様から和モノなどレコードをお売りいただきました

【持ち込み店頭買取】大阪市西淀川区のお客様からレコードをお売りいただきました

【店頭持ち込み買取】大阪府守口市のお客様からレコードをお持ちいただきました

枚方市から山下達郎、島崎路子など和モノレコードを買取致しました

【出張買取】大阪市東住吉区にて、山下達郎、ビートルズなどレコードを査定致しました

【宅配買取】富山県から竹内まりやなど大量のレコードをお売りいただきました

シティポップ・和モノのアーティスト一覧

シティポップ周辺の人々をたどっていくと、現代の邦楽成立に欠かせない重要なアーティストがたくさん出てきます。ユーミンのバックをよく務めた鈴木茂や細野晴臣はかつて大瀧詠一、松本隆とはっぴいえんどを組んでいました。松本隆はご存じの通りアイドルなど歌謡の作詞を多く手掛けていますし、実ははっぴいえんどは高田渡や岡林信康などフォーク勢のバックバンドを務めたこともあります。一見つながりそうにないアーティストたちが、シティポップのアーティストを介して繋がっているのです。

角松敏生
・細野晴臣
吉田美奈子
・寺尾聡
・杏里
・矢野顕子
・南佳孝
・杉山清貴
・稲垣潤一
大橋純子
佐藤奈々子
・八神純子
・山本達彦
・間宮貴子
・高中正義

etc…

まとめ

今回はシティポップについて解説してきましたが、いかがでしたか?
注目されたきっかけが、YouTubeなどの動画配信サイトというのが、非常に現代的でしたね。
さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
特にシティポップは、海外の方が日本に探しに来られるほどの人気がありますので、もしお手元に聴かなくなったシティポップのレコードがあれば、今が売り時かもしれません。
また、ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になったものもレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。ご連絡をお待ちしております!