1960年代、ビートルズやローリングストーンズと時を同じくしてロックの世界に君臨したのがゾンビーズです。
今回はそんなゾンビーズの経歴やおすすめ作品を解説しつつ、レコードの買取相場についてもご紹介します。
目次
ゾンビーズの経歴
ゾンビーズは1961年に結成されたイギリスのロックバンドです。
キーボーディストのロッド・アージェントを中心に結成したゾンビーズですが、当時の彼らは学生バンドでした。
そのため卒業とともにバンドは解散する予定でしたが、解散記念に出演したコンテストで優勝をします。コンテストでの優勝を機にオファーがあり、ゾンビーズは音楽活動を続けていくことになりました。この辺の事情はオフコースに似ていますね。
1964年のデビュー曲がヒットし、その後も着々と活動を続けていきますが、1968年のセカンドアルバムをリリースしたと同時にバンドは一時解散してしまいます。そこから数十年が経ち、1990年代、2000年代、2010年代と再び再結成をして活動しています。
ゾンビーズのおすすめ作品5選
ゾンビーズのおすすめ作品を5つご紹介します。
ゾンビーズはリリースした作品がそれほど多くないので、その作品のほとんどを満遍なくご紹介させていただきます。
ゾンビーズのおすすめ作品その1：Begin Here
Begin Hereは1965年に発売されたゾンビーズのファーストアルバムです。
このアルバムにはデビュー曲にして全英12位、全米2位のヒットとなった”SHE’S NOT THERE”が収録されています。
Begin Hereはコリン・ブランストーンのスモーキーな歌声が楽しめる作品です。
また収録されている”SUMMERTIME”もおすすめの1曲です。
ゾンビーズのおすすめ作品その2：Odessey and Oracle
Odessey and Oracleは1968年に発売されたゾンビーズのセカンドアルバムです。
1968年はボーカルのコリン・ブランストーンらメンバー2人が脱退してしまいます。
Odessey and Oracleは、残ったロッド・アージェントとクリス・ホワイトが自費で録音してあったテープをミックス・ダウンして発表した作品です。
このアルバムにはアメリカのプロデューサーであるアル・クーパーにより後に全米3位の大ヒットとなった”ふたりのシーズン”が収録されています。
ゾンビーズ史上最高傑作とうたわれる作品です。
ゾンビーズのおすすめ作品その3：New World
New Worldは1991年に発売されたクリス・ホワイトを中心に集結したゾンビーズの再結成アルバムです。
このアルバムには大ヒット曲となった”ふたりのシーズン”のセルフカバーや、コリン・ブランストーンのソロアルバムの曲である”Losing You”や”Knowing You”なども収録されています。
20年以上の時を経て再結成したファンも喜ぶ作品です。
ゾンビーズのおすすめ作品その4：Breathe Out, Breathe In
Breathe Out, Breathe Inは2011年に発売されたゾンビーズの通算5枚目のアルバムです。
コリン・ブランストーンとロッド・アージェントのキャリアを代表する屈指の傑作です。
このアルバムではゾンビーズの持つ音楽性はそのままに、よりメロディックな楽曲を演奏しています。
アルバムのタイトルにもなっている曲”Breathe Out, Breathe In”は、ロッカバラードでジャジーなピアノが聴ける1曲です。
ゾンビーズのおすすめ作品その5：Still Got That Hunger
Still Got That Hungerは2015年に発売されたゾンビーズの通算6枚目のアルバムです。
このアルバムはゾンビーズのデビュー以来初めて外部プロデューサーを迎えて製作されています。
プロデューサーに抜擢されたのは、ザ・ヴァーヴの”URBAN HYMNS”やローリングストーンズの”STEEL WHEELS”などを手掛けたクリス・ポッターです。
コリン・ブランストーンとロッド・アージェントのコンビによって、円熟した大人のロックの魅力は持ちつつも、デビュー当時のフレッシュさを感じさせる作品となっています。
ゾンビーズの高価買取レコード
1,000円以上を期待できるレコードがたくさんあるゾンビーズですが、中でも安定して相場のよい3枚をピックアップしました。全て国内盤です。
| タイトル | 参考買取価格 |
|---|---|
| ふたりのシーズン（キャップ帯LP：SONP50089） | 20,000円 |
| ザ・ゾンビーズ（帯付きLP：MH 206） | 18,000円 |
| お好きな時に/アイ・ラヴ・ユー（EP：HIT-547） | 5,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。
まとめ
ゾンビーズのレコードの買取相場と経歴やおすすめ作品についてご紹介しました。
ロックの黄金時代と呼ばれる1960年代後半に活躍したゾンビーズはたくさんの魅力の詰まったロックバンドです。当然レコードで聴きたいという熱心なファンもいます。
もしゾンビーズのレコードをお持ちでしたら、当店にご相談ください。
