レコードの買取価格はどのように決まっているか、気になる方は多いと思います。それぞれのお店の基準というものもあるかもしれませんが、ここでは当店の方法をご紹介します。

レコード価格の査定基準とは?

レコードの買取価格はどのように決まっているかご紹介します。当店では大きく4つのポイントを見ています。

・どこで、いつ頃作られたレコードか
・売れ値の相場
・状態(付属品)
・売れやすさ

どこで、いつ頃作られたレコードか

まず判断するのは、そのレコードの製造国、製造年代です。例えばビートルズの「レット・イット・ビー」ひとつとっても100種類以上のバージョンがあります。たくさんあるバージョンのうちどれか、ということを確認するのが査定の第一歩です。

売れ値の相場

査定するレコードを特定できたら、今度は何円くらいで売れるか調べます。調べるのは販売サイト、オークションなどの実際の売れ値、落札価格です。特にオークションの実績は、入札数などを見れば人気度も見えてくるので重要です。
相場の良くないレコードはピカピカでも売れません。逆に、レアで欲しがる人の多いレコードは多少状態が悪くても、それなりの値段で売れます。

状態(付属品)

次に見るのが状態です。盤面やジャケットの汚れ具合、帯などの付属品の有無です。付属品があるから高くなる、というケースもあります。帯の有無はかなり重要です。
盤面にキズがあれば、具合に応じて相場より安めで売れることが予想されます。また、劣化が激しすぎる場合、商品として売れないこともあります。
高値になるレコードがあれば、状態は細かにチェックします。

売れやすさ

相場と状態を見れば、そのレコードが何円で売れる判断がつきます。あとは、その売れ値に対してどのくらいの割合で買い取るかです。
売りに出せばすぐ買い手がつくと分かっている場合は強気の買取価格を出せます。また1枚で相当の金額で売れる場合も、割合は大きくなります。

実際の査定

以上が査定の流れになりますが、もちろん1枚1枚、全てのレコードでこの手順を踏むわけではありません。実際の査定時には、まずは「調べないといけないレコード」を見分けることから始めます。
これまでに何度も取り扱っていて「この値段で売れる」とわかっているレコードなら、すぐに査定金額を出せます。売れないと分かっているレコードなら調べる手間はかけません。
調べるレコードは2種類です。1つは高額になることが分かっていて、慎重に買取価格を決めたいレコードです。もう1つはまだ調べた事のないレコードです。

レコードを高く売るには

お手持ちのレコードを高く売りたい、ということでこのページをご覧いただいてるお客様もおられると思います。上記のように、レコードの価格はほとんど相場で決まるので、お持ちのレコードが高く売れるものかどうかが肝要です。
これに関しては、ジャンル別にご紹介しているページがありますので、宜しければご参考ください。

ジャンル別レコード買取事情はこちらから

また状態も査定時にチェックするところですが、あまり気になさることはありません。相場の悪いレコードを綺麗にしても徒労になってしまいますし、誤ってレア盤を傷つけてしまうと泣くに泣けません。
とはいえ、第一印象で「あ、これは状態が悪いな」となるとやはり査定の目も厳しくなります。ビニールカバーがホコリで真っ黒になっていたら、軽く汚れを落としてあげるくらいのことはやってみてもいいと思います。
ジャケットそのものが汚れている場合は、水拭きもできないのでそのまま査定にお出しください。

まとめ

ここではレコードの査定基準についてお話ししました。かなりシンプルに書きましたが、レコードの査定はかなり奥の深い世界です。私たちも、予想がつかないレコードの査定をするときは悩むこともあります。思い切った値段を付けることもありますが、それが吉と出る場合、凶と出る場合、どちらもあります。
レコードの売却をご検討の方は、以下のページもご参考になるかと思います。宜しければご覧ください。

レコードの買取について
レコードやCDはどんなお店に売ればいいか
実際のレコード買取事例
レコード買取に関するコラム
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