TU-Fieldのオーディオ買取、第二弾はラックスマンヘッドフォンアンプ「P-200」です。今回も実物写真付きでお送り致します。
前回のアキュフェーズにつづき、ラックスマンも国産メーカーです。1925年、当店からほど近い大阪は心斎橋で創業した、息の長いメーカーです。真空管時代から数々の名機を生み出し、既製品だけでなくキット製品(Luxkit)の発売など、幅広いオーディオマニアの期待に応えてきました。

ヘッドフォンアンプについて

そもそもヘッドフォンアンプとは何か? と思われる方もいるかもしれません。
まず、アンプというのはアンプリファイア(amplifier)の略であり、日本語で言うと「増幅器」、つまり音などの電気信号を大きくする装置です。つまりヘッドフォンアンプとは、ヘッドフォン向けに音を大きくする装置、ということになります。
そうすると、「ヘッドフォンって音を大きくする必要があるのか?」という疑問も出てくるかもしれませんね。これには諸々の議論がありますが、やはりヘッドフォンアンプは必要だ、というのが一般的な見解です。
ヘッドフォンにしろスピーカーにしろ、音を出す装置には「能率」と「インピーダンス」というファクターがあります。
「能率」は分かりやすいですね。入ってきた音の信号をどのくらい実際の音として出せるか、ということです。高級ヘッドフォンには、低い音から高い音までフラットに出せるよう、能率を落とした機種があります。こういったヘッドフォンをそのままプレイヤーにつなぐと音が小さい、ということが起こります。
「インピーダンス」は少々込み入った話になります。ざっくりというならば、これは機械同士のマッチングの問題です。マッチングが取れていないと音量や音質に問題が生じるのです。

少し話が脱線しましたが、ヘッドフォンアンプとはヘッドフォンの実力をしっかり発揮するための装置です、というお話でした。

LUXMAN P-200について

ヘッドフォンアンプ「LUXMAN P-200」を売るなら、TU-Fieldの宅配買取にお任せください

まずはとてもシンプルなデザインが目を引きます。B4サイズとコンパクトで、余計な造形を取っ払いながらも風格を感じさせる、落ち着いた外観です。
前面はパワースイッチとボリューム、入力セレクタ、ヘッドフォンジャック2個、以上です。プレイヤーから出た音をそのままに出す、清く正しいピュアオーディオのありかたですね。
背面は2チャネルの入力、スルーアウト、そしてACインレット。余計な操作部はなく、しかも他の機器との併用に配慮したデザインです。

そして上面には本機の売りである「上下対称A級プッシュプル回路」のダイヤグラムが。上下対称回路の強みは何といっても電源ノイズに対する強さでしょう。電源に乗ってくるノイズは家庭用電源を使うオーディオ機器につきものの悩みですが、上下対称の回路だと、プラス側のノイズとマイナス側のノイズが打ち消しあうことが期待できます。

今回買取させていただいた「P-200」

前面パネルにキズがあったのが残念ですが、他は大きな汚れもなく、かなり綺麗な状態でした。出音も問題なく、A′といったところ。

TU-Fieldでは、ラックスマンのヘッドフォンアンプ以外のオーディオ機器も積極的に買取しております