全てのギタリストが影響を受けていると言っても過言ではないジミ・ヘンドリックス(通称:ジミヘン)。
没後50年経った現在でも、ロック史上最高のギタリストとして評価されており、その非凡な才能はもはや「伝説」となっています。
27歳の若さでこの世を去り、活動期間はわずか4年…。
今回は世界中の人々を熱狂させた、ジミ・ヘンドリックスの魅力をお伝えするとともに、レコードの買取相場についてもご紹介していきます。
ジミ・ヘンドリックスの魅力
世界三大ロックギタリストであるエリック・クラプトンは、
「僕とジェフ・ベックが2人がかりでいっても、ジミにはかなわない」
と最大の賛辞を送り、そしてジェフ・ベックには
「好調な時のジミを超えるギタリストなどいるはずがない」
とまで言わしめる、唯一無二の技術と表現力…。
その詳細は後述させていただきますが、ビートルズやローリング・ストーンズなどの当時人気を博していたアーティストたちも、連日ジミ・ヘンドリックスのステージに顔を見せるほどだったようです。
与えた影響がどれだけのものだったのか計り知れませんね…。
前述したように活動期間はわずか4年なので、生前に発表している作品も多くはありません。
次項では、その作品たちの買取相場をお伝えします。
ジミヘンのレコード買取相場
国内盤のレコードを7枚選出しました。やはり国内盤の中でも最初に出たものが相場も良くなりますが、安定して人気があるので再発盤でも相応の買取価格が見込めます。
タイトル | 参考買取価格 |
---|---|
エレクトリック・レディランド(型番:SMP-9301~02) | 5,000円 |
風の中のマリー(型番:P-1548) | 5,000円 |
ジミーの讃歌(型番:HIT-1839) | 10,000円 |
気分満点【シングル】(型番:TOP-1223 ) | 15,000円 |
ボールド・アズ・ラヴ(型番:SLPM 1398) | 20,000円 |
サイケデリック・ジミ・ヘンドリックス(型番:SLPM 1391) | 30,000円 |
白熱のアート・ロック(型番:SH 8349) | 50,000円 |
※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考え下さい。
ジミ・ヘンドリックスのプレイスタイル
①派手なライヴパフォーマンス
ギターを歯で弾いたり、背中に回して弾いたり、ライヴ中にギターに火を放ち破壊する…。
一番有名なのは1967年に開催したモンタレー・ポップ・フェスティバルでのパフォーマンスではないでしょうか。
同じく楽器破壊と派手なパフォーマンスをしていたザ・フーも出演しており、出演順でひと悶着あったそうです。
また左利きでありながら右利き用のギターを逆さまにして使用しており、愛用していたフェンダー・ストラトキャスターはロックギターの代名詞的なモデルとなりました。
②圧倒的な演奏の才能
ジミヘンには天性の即興演奏の才能がありました。
ジャズの巨人、マイルス・デイヴィスにその才能を認められたことは有名です。
また、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」が発売されて間もない時に、そのカヴァーをステージで披露するなど、他のアーティストの楽曲も積極的に取り上げ、自分の持ち味にしていました。
2枚組の大作「エレクトリック・レディランド」では、ボブ・ディランの「見張塔からずっと」をオリジナルとは異なるダイナミックなアレンジでカヴァーし、ディラン本人から「これが公式バージョンだ」という最大級の賛辞を得ました。
③多彩な音色
ジミヘンといえば、ギターをひずませた「ウーマン・トーン」などエフェクターを駆使したサウンドが有名です。
しかし、外付けのエフェクターにとどまらず、ギター本体のボリュームやトーンコントロール、またトレモロアームを細やかに大胆に駆使していました。
これによって「一体どうしたらこんな音が出るんだ」と、不思議になるサウンドを実現していたのです。
例えば「ウッドストック」出演時に演奏したアメリカ国歌では、ノイズを利用して爆撃のような音を再現しています。
スタジオ録音でも様々な工夫を凝らしており、エレクトリック・レディランドのオープニング曲「恋の神々」ではギターが喋ったかのような音を聞かせます。「ギターに出せる音」の領域を一番広げた人物と言ってもいいでしょう。
まとめ
今回はジミ・ヘンドリックスの魅力をお伝えするとともに、レコードの買取相場についてもご紹介してきましたが、いかがでしたか?
活動期間がわずか4年で、ここまで世界中の人々を熱狂させ、今なお語り継がれる伝説…。
その影響力が垣間見えましたね。
さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。
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