1958年に開催した第一回日劇ウエスタン・カーニバルの出演をきっかけに、平尾昌晃と山下敬二郎と共に「ロカビリー三人男」として一世を風靡したミッキー・カーチス。
そこから60年以上経った現在でも、マルチに活躍しています。
今回はミッキー・カーチスの解説とともに、レコードの買取相場をご紹介します。

ミッキー・カーチスの経歴

60年代初期に吹き荒れたロカビリー旋風、その旋風をさらに強めたのが、日劇ウエスタン・カーニバルです。
観客動員数は初日だけで9,500人、1週間で45,000人を記録し、大規模なコンサート会場が存在しない当時としては、異例の大記録と言われています。
記念すべき第一回に出演したミッキー・カーチスは、共演した平尾昌晃と山下敬二郎と共に「ロカビリー三人男」として人気を博しました。

1960年の紅白歌合戦にも出場しており、この頃から歌手としての活動以外にも俳優、タレントしても活躍しています。

「ロカビリー三人男」の中では、ヒット曲は少ないですが、その多才な才能は、他の二人より抜きんでています。

レコード買取相場

タイトル参考買取価格
君は我がさだめ/おおジュリー(EP:AS-6014)2,000円
カレンダー・ガール/素敵なひととき(EP:VS-507)5,000円
リズムで踊ろう(赤盤10インチ:JPO-1263)10,000円
土曜はミッキーと(10インチ:LV-21)10,000円
浮気なパトリシア/ファースト・ロマンス(EP:AS-6019)20,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

ミッキー・カーチスのトピックス

①多才な活躍

前述したように歌手、俳優、タレントと多才な活躍ぶりですが、それだけにとどまらず、音楽プロデューサーや落語家などの活動もしています。

俳優活動としては「野火」「スワロウテイル」「お墓がない!」「死に花」など多数の映画に出演し、岡本喜八監督作品では常連俳優でした。

立川流落語会家元・立川談志との出会いをきっかけに、落語家「ミッキー亭カーチス」として、「立川一門会」Bコースでは、1998年に真打昇進しています。
学生時代から、学校をサボり寄席通いするほどの落語好きで、単位が足りないときも一席やって教師から単位をもらえるほどの腕前だったとか…。

音楽プロデューサーとしては、ガロや小坂忠、矢沢永吉が所属していたキャロルなどを担当。また、左とん平の歌手デビューシングルなども担当しています。

②三度の結婚

「ロカビリー三人男」として一世を風靡していたころ、雪村いづみとのロマンスが話題となり、婚約もしていましたが、のちに破局。

1962年には「ザ・ヒットパレード」で司会者として共演したことをきっかけに、芳村真理と結婚。一児をもうけたものの、1964年にわずか2年弱で離婚しています。

1971年にはタレントの西野美代子と再婚し、二児をもうけましたが、2002年に長い離婚訴訟の末に離婚。

2008年には33歳年下のピアノ講師と再々婚しました。

③多趣味

射撃やモータースポーツ、オートバイ、宇宙研究から彫金、最近は養蜂を手掛けるなど、かなり幅が広いです。

1960年代には元祖タレントレーサーとして、いすゞ自動車とワークス契約を結んだこともあり、1980年代にはオートバイショップを開いていたこともあります。

まとめ

今回はミッキー・カーチスの解説とともに、レコードの買取相場をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
仕事ぶりはもちろん、趣味まで含めると、マルチオブマルチな活躍ぶりですね!

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を、次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、
【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。

ご連絡をお待ちしております!