梅木マリ、麻生京子、ベニ・シスターズ、斎藤チヤ子と共に、「日本オールデイズの五大女王」と言われている伊藤照子。
1962年に「ツイスト娘」としてデビューし、一時期だけ津々美洋とオールスターズ・ワゴンにも在籍していたので、「幻のツイスト・ガール」の異名も持ちます。
今回は伊藤照子が活躍した時代を解説しながら、レコードの買取相場についてご紹介します。

伊藤照子が活躍した時代とは

エルヴィス・プレスリーの登場や、1955年に公開された映画「暴力教室」の影響で、日本にもロカビリーの波がやってきました。
これに目を付けた渡辺プロダクションが開催した、第1回日劇ウエスタン・カーニバルは大成功し、9日間で4万522人を動員。
これを機に、さらにロカビリー旋風は勢いを増し、一気にロカビリー歌手が増え、伊藤照子はそのひとりとなりました。

その後、ビートルズやベンチャーズなどの登場で、ロカビリー・ツイストブームは終わり、60年代中頃からエレキブーム、そしてグループ・サウンズに時代は移り変わっていきます。

この、50年代後半からのロカビリーブームは、日本で初めてのロックの流行、そしてツイストは日本で初めてのダンスブームだったのではないでしょうか。

レコードの買取相場

EP4枚、10インチ1枚です。
タイトルに「ツイスト」が多いことからも、どれだけのムーブメントだったのかが伺い知れますね。

タイトル参考買取価格
ツイストで踊ろう(10インチ:SKF-83)4,000円
スウィートナッシンズツイスト/ウェディングベル(EP:EB-7079)6,000円
パパもママもツイスト/いとしのアン(EP:EB-7085)8,000円
レッツ・ゲット・トゲザー/フールNo.1(EP:EB-7071)10,000円
ペパーミント・ツイスト/さくら・ツイスト(EP:EB-7092)10,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

おまけ:一世を風靡した「ロカビリー三人男」

①平尾昌章(現:昌晃)

1958年にデビューし、同年に発表したエルヴィス・プレスリーのカバー曲「監獄ロック」は10万枚を売り上げるヒットとなります。
ウエスタン・カーニバルでは爆発的な人気を博し、1958年に発表した「星は何でも知っている」1960年に発表した「ミヨチャン」は、共に100万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
1965年以降は、作曲家としても活動し、非凡な才能を発揮します。
作詞家の山口洋子とのコンビは、1970年代を代表するゴールデン・コンビとして知られています。

②ミッキー・カーチス

平尾や山下に比べるとアーティスト志向が強かったためか、レコードのヒットには恵まれず、発売枚数も極めて少ないです。
しかし、映画の出演やテレビの司会、ラジオのレギュラー番組を持つなど、幅広い活躍をしています。
「いつの時代でも若者の味方」というイメージが強く、映画「スワロウテイル」などで、それを不動のものとしました。
本人さえも、そういう役柄ばかりと語るほど浸透しています。

③山下敬二郎

1958年に発表したポール・アンカの日本語カバー曲「ダイアナ」が大ヒット。
同年8月には、ウエスタン・ロカビリー歌手人気投票で1位になるほどの人気ぶりでした。
平尾やミッキーよりも、ロックスターなキャラクターで、「トニー・カーティスのリーゼントスタイルを、日本で初めて取り入れた男」と自負しているそうです。

まとめ

今回は伊藤照子が活躍した時代を解説しながら、レコードの買取相場についてもご紹介してきましたが、いかがでしたか?
日本初のロックとダンスのブームは、戦後間もない日本には、とても刺激的で影響が大きかったのではないでしょうか。

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を、次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、
【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。

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