今回ご紹介する高価買取レコードはフランス・ギャルの国内盤LPです。
フランス・ギャルというかなりストレートな芸名をもつこの歌手は1947年、父母ともに音楽に深いかかわりのある一家に生を受けました。作詞家であった父はシャンソン歌手のシャルル・アズナヴールやセルジュ・ゲンスブールと親交がありました。そんな環境で育ったフランス・ギャルは自然と歌に親しみ、16歳の誕生日にデビューします。デビュー曲はラジオでプレイされ、翌月にはレコードが発売されました。
本名はイザベル・ギャルでしたがデビューにあたって父ロベールは「フランス」というファーストネームを娘に与えました。「この子はフランスを代表するような歌手になる」といわんばかりの芸名、これは親バカというより長年音楽産業にかかわってきた職業音楽人としての確かな目があったといえましょう。
デビューからヒットを飛ばしたフランス・ギャルですが、世の目は冷ややかでした。当時としては不良なポップソングを歌って子供たちを熱狂させるアイドル歌手は、大人には受け入れがたいものでした。その状況を変えたのが、1965年の「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」です。
ルクセンブルク代表として、セルジュ・ゲンスブールの「夢見るシャンソン人形」をたずさえ会場のナポリに赴いたフランス・ギャルですが、リハーサルの段階でトラブルに見舞われます。オーケストラの団員とゲンスブールがもめてしまい、一時はルクセンブルク代表を引き上げるという騒ぎになったのです。ただでさえ世間の目が冷たいことに加えて、一国を代表するコンテストがおじゃんになるかもしれないという状況、10代でなくたってきついです。
しかししかし、トラブルを何とか乗り切って歌い切ったフランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」は見事に優勝を勝ち取ったのでした。この曲は日本語盤をはじめ多くの外国語盤が吹き込まれる世界的ヒットとなり、フランス・ギャルはスターとして認められたのでした。
さて余談が長くなってしまいましたが、今回紹介するレコードは「夢みるフランス・ギャル」「すてきなフランス・ギャル」の2枚です。
まずは「夢みるフランス・ギャル」、「夢みるシャンソン人形」を収録したアルバムです。帯がプレミアになっており、このレコードは8,000円で買取りさせていただきました。
こちらの「すてきなフランス・ギャル」もやはり帯が大事です。このレコードは5,000円で買取りさせていただきました。
今回ご紹介したのはこの2枚ですが、もちろん他のフランス・ギャルの国内盤レコード、輸入盤レコードも喜んで買取させていただきます！ まずはご相談ください！
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