亡くなってから70年経った現在でも、世界的なヴァイオリニストとして名前が挙がるジネット・ヌヴー。
「内面性、熱情、力強さ、抒情性、音楽的知性のすべてを備えたパリジェンヌ」と評され、今もなお聴く人々を魅了しています。
今回は、ジネット・ヌヴーの経歴とレコードの買取相場について解説していきます。

ジネット・ヌヴーの経歴

母親はヴァイオリン教師、父親もアマチュアながらヴァイオリンを嗜む音楽一家に生まれました。
母親の手ほどきにより、幼少時より才能を発揮。

11歳のころには、パリ音楽院に入学し、ナディア・ブーランジェに師事。
翌年、ウィーンでのコンクールに参加し、高名なヴァイオリニストのカール・フレッシュ教授に才能を見い出されます。
フレッシュの指導を4年間受け、15歳の時にヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールに出場。180名の競争相手を破って優勝しました。

一躍スターとなったヌヴーは、世界各国から演奏の声がかかり、特にベルリンでの人気がすさまじく、録音契約もすぐに成立。

その後も、ピアニストの兄・ジャンと、世界各国を演奏旅行で周りました。
しかし、1949年の演奏旅行中に、乗っていた飛行機が墜落し、乗員と乗客は全員死亡。30歳の若さでした。
ヌヴーの遺体が発見された時に、愛器ストラディヴァリウスを両腕に抱え込むようにしていたと伝えられています。

ヌヴーの遺体はパリにあるショパンの墓の近くに葬られ、フランス政府からはレジオンドヌール勲章が授与されました。

ジネット・ヌヴーの高価買取レコード

ジネット・ヌヴーで高額になるのはやはりフランスなどヨーロッパで製造されたレコードですが、よほどのクラシックマニアでないとお持ちでないレコードと思います。そこで国内盤限定でいいお値段がつくものを3枚ピックアップしました。

タイトル参考買取価格
ジネット・ヌヴーの芸術(4枚組LP:EAC-77361~64)3,000円
イッセルシュテット/ブラームス
ヴァイオリン協奏曲(帯付きLP:30PC-15)
1,000円
ジネット・ヌヴーの芸術(帯付きLP:GR-2189)1,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

ジネット・ヌヴーのトピックス

①幼少期からの芯の強さ

5歳のときにヴァイオリンの手ほどきを受け、「そんなに難しくないところだし、もう上手に弾けているから、練習しなくてもいいよ」と言っても、「もっと練習すればもっときれいに弾ける」と練習を続けたそうです。

そして彼女が10歳のころに、巨匠ジョルジュ・エネスコのレッスンを受けていたときのことです。
エネスコが「私は、そのパッセージをそうは弾かないよ」と引き留めたところ、「わたしはこの曲を、自分の理解した通りに弾くの。わたしに掴めないようなやり方では弾かないわ」と返したそうです。
幼少期から自分の意思を貫き、周囲の大人をも納得させてしまう芯の強さには、天晴れとしか言いようがありません。

②とにかくストイック

前述したエピソードにもストイックさが見え隠れしていましたが、さらなるストイックエピソードがあります。
ヌヴーが25歳の時、英HMVでの初録音のことです。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲をたった1日で録り終えたのです。
プロデューサーの話によると、録音は午後2時に始まり、1時間半の休憩を挟んで午後10時に終了。
ヌヴーは休憩時間もヴァイオリンをさらい、午後8時ごろにはヴァイオリンをはさむ顎と首から出血してきましたが、録音修了後には当時勉強中だったウォルトンの協奏曲を一気に弾いてみせたそうです。

まとめ

今回はジネット・ヌヴーの経歴とレコードの買取相場について解説してきましたが、いかがでしたか?
今なお人々を魅了する演奏の裏には、圧倒的な芯の強さとストイックさがあったのだと感じました。

さて、TU-Fieldでは聴かなくなったレコードの買取をおこなっています。
ダウンロードやCDでは手に入らない、廃盤になった作品がレコードには多くあります。
素晴らしい音楽や芸術を、次の世代に引き継ぐためにも【処分】ではなく、
【買取】を選んでいただけたら嬉しいです。

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