1950年代後半から1990年代末頃まで、リーダー・ダニー飯田を中心とした『ダニー飯田とパラダイスキング』の一員として活動していた九重佑三子。
1963年『シェリー』でレコードデビューを果たしたことで、一躍人気者の仲間入りを果たしました。
60年代の昭和歌謡界において、九重佑三子のポップスな曲調に対する力強い歌声は多くのファンを魅了しています。

九重佑三子のプロフィール

九重佑三子は1946年3月21日生まれ、東京都台東区出身の歌手です。
夫は『二人の星をさがそうよ』などのヒット曲で知られる歌手・田辺靖雄。
長男には同じく歌手であり音楽プロデューサーとしても活躍されている田辺晋太郎がいます。
九重佑三子は1963年にデビュー、同年に夫である田辺靖雄は梓みちよとのデュエット曲『ヘイ・ポーラ』を発表し大ヒット。
共にアメリカンポップスのカバーによって注目を浴び、同じ時代で活躍し続けました。
二人はテレビなどで一緒にその歌声を披露するなど、芸能界きってのおしどり夫婦としても知られています。

九重佑三子の経歴

1962年、かつて坂本九も在籍していたバンドグループ『ダニー飯田とパラダイスキング』の一員としてデビュー、翌年には『シェリー』でレコードデビューを果たします。
ダニー飯田とパラダイスキングは坂本九が加入から3年後の1960年、『悲しき六十才』『ビキニスタイルのお姉さん/ステキなタイミング』といったヒット曲を連続して発表。
しかし、坂本九の代表曲『上を向いて歩こう』が大ヒットをしたことがきっかけで、ソロ活動に専念することが多くなります。
1961年には坂本九が独立し、代わって加入したのが九重佑三子でした。
同年には大晦日に開催される第13回NHK紅白歌合戦に出場し『グッドバイ・ジョー』を披露。
そして、1963年2月に九重佑三子を起用した『シェリー』が大ヒットを記録します。
その1年後に発表した『ワシントン広場の夜は更けて』もヒットしますが、1964年にグループを独立します。
1967年、九重佑三子が21歳の時に特撮テレビドラマ『コメットさん』に出演したことで、今まで以上に女優としてのキャリアを積んでいくことになります。
この当時のオープニング曲『コメットさん』も話題となりました。
この年の第18回NHK紅白歌合戦では当時、21歳の若さでありながら史上最年少で紅白の司会を務めました。
1968年には『コメットさん』や『NHK紅白歌合戦』『ファミリー・ショー』などの活躍に対し、第5回ギャラクシー賞が送られました。
この当時、絶大な人気を集めていましたが、当初から芸能界で活動していくとは考えていなかったようです。
1971年にはギルバート・オサリバンのヒット曲『アローン・アゲイン』をカバーした『また一人』を発表。
1973年には現在の夫・田辺靖雄と結婚、育児に専念するために活動を休止。
その後も、田辺靖雄と共にライブを行ったり、番組のコメンテーターとしても活躍の場を広げていきます。
『コメットさん』は中南米、特にメキシコで一大ムーブメントを起こしました。
2018年に放送された『陸海空 地球征服するなんて』の中で『あなたが知っている日本人は?』という質問をメキシコで行ったところ、第3位に『コメットさん』がランクインしました。
私生活では、2007年に夫・田辺靖雄が突然歩行出来なくなる原因不明の病に襲われてしまいます。
九重祐三子は『自分で夫の病を治す』と決意し、1年間共にリハビリを乗り越えて少しずつ歩けるようにまで回復していきました。
現在はコンサートなどで二人同じステージに立ち、昔と変わらない歌声を披露しています。

九重佑三子の高価買取レコード

タイトル参考買取価格
コメットさん(赤盤EP:TP-2044)10,000円
サテライトでデイト(赤盤EP:4R-61)1,500円
また一人(EP:TP-2779)3,000円

※買取価格は状態、付属品の有無によって大きく変わります。
また相場状況でも変動がございますので、ご参考程度にお考えください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
数多くの伝説的な番組に出演され、活躍し続けている九重祐三子。
レコードデビュー曲『シェリー』でいきなり人気を集め、現在まで現役で活躍されています。
現在とはまた違った力強い歌声と、60年代の昭和歌謡ポップスを知るのには良いきっかけとなるかもしれません。
是非この機会に、九重祐三子の歌声に耳を傾けてみてはどうでしょうか。

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